背中合わせに男性と座りピクニックをしている女性側からとった写真

「あなたとの関係を定義できない」友達以上恋人未満の危険な魅力と解決法

2024.12.13
この記事のポイント
  • 友達以上恋人未満ってどんな関係?
    友達より親密だけれど、恋人として正式に交際しているわけではない微妙な関係性を指します。

  • どうして進展しないの?
    理由はいくつかありますが、相手が恋愛モードではなかったり、今の関係性が崩れてしまうのを不安がっている可能性などもあるでしょう。本文では、理由や相手の心理についてより詳しく解説しています。

  • 私はどうしたらいいの?
    自分の気持ちに正直に向き合ってみることや、相手の気持ちをたしかめてみるのも進展するきっかけになるかもしれません。
  • 連絡は頻繁に取っているし、会ったりしているけれど、この関係ってなんだろう?と悩んだことがある方もいるでしょう。
    あやふやな関係にモヤモヤする方もいるかもしれません。
    この記事では、関係が進展しない理由や恋愛関係に発展したい方へ、どんなことから始めたらいいのかを解説します。

    友達以上恋人未満とは?その定義と本質

    「友達以上恋人未満」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。この関係性は、まさに言葉通り、単なる友達としての関係を超えているにもかかわらず、はっきりと恋人と呼べるほどの関係には至っていない状態を指します。
    二人の間には明らかな好意があり、一緒にいる時間が特別な意味を持ちますが、公式に「付き合っている」という宣言はされていません。

    この関係性の特徴は、お互いの気持ちがグレーゾーンにあることです。相手に対する好意は感じているものの、それが恋愛感情なのか、ただの親密な友情なのかが曖昧です。そのため、二人の間には独特の緊張感と期待感が漂います。
    多くの場合、友達以上恋人未満の関係にある二人は、デートのような時間を過ごしたり、頻繁に連絡を取り合ったりしますが、キスやより親密なスキンシップには至らないことが多いです。ただし、これは絶対的な基準ではなく、カップルによって境界線は異なります。

    なぜ「友達以上恋人未満」の関係になるのか?

    最も一般的な理由の一つは、拒絶される恐怖です。好きな相手に告白して断られることで、現在の良好な関係まで失ってしまう可能性を恐れるのは自然なことです。特に長年の友人関係がある場合、この恐れはより強くなります。

    1. 拒絶への恐れ

    この微妙な関係性に陥る理由はさまざまですが、主なパターンをいくつか挙げてみましょう。

    2. タイミングの問題

    二人の生活環境や状況が恋愛関係に進展するのに適していない場合もあります。例えば、どちらかが就職や進学で遠距離になる予定がある、仕事が忙しすぎて恋愛に時間を割けない、あるいは過去の恋愛のトラウマから新しい関係に踏み出せないなど、様々な都合が考えられます。

    4. 友情と恋愛の境界線の曖昧さ

    現代社会では、異性間の友情も珍しくなくなりました。親密な友人関係と初期段階の恋愛関係は、外見上非常に似ています。そのため、自分自身の感情が友情なのか恋愛なのかを区別するのが難しい場合があります。

    友達以上恋人未満の関係における心理状態

    この関係性にある人々は、複雑な心理状態に置かれています。

    嫉妬の芽生え

    恋人ではないため、相手の異性関係について口出しする権利はないと頭では理解していても、相手が他の異性と楽しそうに過ごす姿を見れば嫉妬を感じるのは避けられません。しかし、その感情を正当に表現できないもどかしさも伴います。

    居心地の良さとモヤモヤ感

    実際の体験談:友達以上恋人未満の実態

    遠藤さん(28歳・女性)の場合

    「大学時代からの友人だった彼とは、卒業後も頻繁に連絡を取り合い、二人で映画を見たり食事に行ったりしていました。周りからは『付き合ってるの?』とよく聞かれましたが、お互いに『友達だよ』と答えていました。でも、彼が他の女性と親しくしているのを見ると胸が痛くなって...。結局、その状態が3年近く続き、彼が転勤することになったときに初めて自分の気持ちを伝えました。彼も同じ気持ちだったのですが、お互い踏み出せずにいたんです。今は遠距離恋愛中ですが、あの3年間が惜しくてなりません。」

    田中さん(32歳・男性)の場合

    「職場の同僚との関係でした。最初は普通の同僚でしたが、残業後に二人で食事に行くようになり、休日も一緒に過ごすことが増えました。彼女の誕生日にはプレゼントを渡し、特別な日には二人で出かけていました。ただ、職場恋愛のリスクもあり、はっきりと関係を定義することを避けていました。ある日、彼女から『私たちって何なの?』と問われ、答えられませんでした。結局、彼女は転職し、今は別の人と付き合っています。チャンスを逃したと後悔しています。」

    鈴木さん(25歳・女性)の場合

    「SNSで知り合った彼とは、毎日メッセージのやり取りをしていました。実際に会うと手をつないだり、肩が触れ合ったりするようなスキンシップもありましたが、キスなどの進展はありませんでした。『好き』という言葉も交わしましたが、『付き合おう』という言葉はなく、モヤモヤした状態が続きました。最終的に私から『私たちの関係を明確にしたい』と伝え、話し合いました。結果的には恋人関係に発展せず、今は距離を置いています。あの時間が無駄だったとは思いませんが、もっと早く勇気を出せばよかったと思います。」

    友達以上恋人未満の関係は、奇妙な居心地の良さを持っています。恋人同士のようなプレッシャーや責任感がなく、かといって単なる友達よりも特別な存在として扱われる心地よさがあります。しかし同時に、関係性が明確でないことによるモヤモヤ感も常に付きまといます。

    セカンドパートナーとの違いは?

    セカンドパートナーは婚姻関係にある人が、配偶者以外の人と恋愛関係になることです。
    友達以上恋人未満の場合は婚姻関係にない人、つまり独身の人を指します。

    これって友達以上恋人未満?5つのチェックリスト

    5つのハート型につながって切られた赤

    はっきりしない関係にもどかしさを感じる方もいるでしょう。
    以下の項目に当てはまる場合は、友達以上恋人未満の可能性が高いです。
    一度チェックしてみましょう。

    何度もデートしているのに進展しない

    何度も会ったり、デートをしたり、2人で出かけているけれど恋人ではない人です。
    男女ともに何度も外出しているけれど、そこから関係が変わらない場合は、恋愛に進まない可能性が高いでしょう。

    一緒にいる時間が長い

    一緒にいる時間が長いことも特徴です。

    ・仕事終わりによく2人で飲みに行く
    ・グループで出かけても2人で一緒になる
    ・2人でよく遊びに行く
    ・映画やテーマパークなど、デートスポットに2人で行く

    このように、まわりからカップルだと認識されるような場所に行くことも多いでしょう。

    距離感が近い

    人にはパーソナルスペースがあります。そこを超えられるかどうかが友達と恋人の違いです。
    2人で歩いているときや、話をするときの距離感を思い出してみましょう。
    お互い距離が近くても、違和感や不快感がない場合は、友達以上かもしれません。

    用事がなくても連絡が続く

    友達でも頻繁に連絡を取ることはありますが、異性としての好意があるため、目的がなくても何気なく連絡をとることが多いでしょう。

    ・夜中に長電話する
    ・時間を気にせずに連絡できる
    ・毎日連絡をする

    信頼関係がある

    相手の考え方や価値観に共感したり、似ていることが多いため、信頼していることも多々あります。

    ・悩みを何でも打ち明けられる
    ・何かがあると連絡する

    友達以上恋人未満の理由

    なぜ、友達以上恋人未満の関係から、恋愛関係に進展しないのでしょうか。
    よくある理由について解説します。

    恋愛は面倒だと思っている

    まず、相手が恋愛は面倒だと思っている場合です。
    恋愛は時間や行動を制限されることが多いため、自由に楽しみたいと考えている方は面倒だと思っているかもしれません。

    関係性の変化がこわい

    関係性の変化がこわいと考えている方もいるでしょう。
    今の状態が心地いいため、関係が壊れるリスクがあるなら、このままでいいと考える方も一定数います。
    告白するのは男女とも勇気が必要です。

    友達だと思っている

    純粋に友達だと思っている場合もあるでしょう。
    片方は恋愛的に好意を持っていても、どちらかに好意がない場合、恋愛関係に至る可能性は低いでしょう。
    仲のいい友達だと思っている場合は、進展はありません。

    他に本命がいる・もしくは恋愛の対象ではない

    ずっと一緒にいて家族のように感じてしまったり、知りすぎているから恋人にはなれなかったりすることもあるでしょう。
    また、他に本命がいたり、恋愛対象ではなく、結婚できないため付き合えないという人もいます。

    距離が近すぎることで、恋愛対象として見れなくなってしまうこともあるでしょう。

    相手が今以上の関係を望んでいない

    自分が関係の発展を望んでいても、今以上の関係を望んでいないことが会話から伝わったり
    相手は関係を進展させることを望んでいないこともあります。

    また、相手から異性として見られていないということもあります。

    友達としてはいいが恋人にはしたくない

    金銭感覚が違いすぎる、浮気性など、友達としては許せることでも、恋人関係になるとルーズな部分が許せなくなると思っている方もいます。

    友人としては楽しくても、恋愛のスタンスや考え方が異なっている場合もあるでしょう。
    いざ恋人関係になると、めんどくさいからやめておこうと思うこともあるかもしれません。

    友達以上恋人未満を続ける心理6選

    ソファーの上で額にポストイットを張り付けあう男女

    恋人未満の関係を続けているのには、男女ともにさまざまな理由があります。
    それぞれ、どのような心理で続けているのかを解説します。

    すでに恋人だと思っている

    「付き合ってください」と言葉にして伝えなくても、
    なんとなく関係性が変化して、すでに恋人だと思っているということもあるでしょう。
    もし関係を進展させたいと思っているなら、相手に確認することも大切です。

    告白することが恥ずかしい・勇気がない

    本当は好きだけど、告白をすることが恥ずかしくて進展できていない可能性もあります。
    友達の期間が長いことで、なかなか付き合いたいと言えなかったり、告白のきっかけがなかったりする場合なども当てはまります。

    都合よく肉体関係だけ持ち続けたい

    自分の都合のいいときだけ連絡をし、干渉したくないという方もいるでしょう。
    このようなタイプは、自分がさみしいときだけ連絡をしてきます。
    会うたびに性的関係を望まれたり、扱いが雑だと感じる場合は、都合のいい人と考えられているかもしれません。

    今の関係を進展させる気がない

    今の期間が長く続いている場合は、異性の親友と思われていることもあります。
    どちらかが異性として見ておらず、完全に友達として見られている場合は、なかなか進展しづらいでしょう。

    付き合う前の時間を楽しみたい

    ・はっきりしない関係が心地いい
    ・付き合うまでの過程が楽しい

    このように恋愛一歩手前な関係だからこそ楽しめるという意見もあります。

    楽だから

    ・あやふやな状態だと束縛がなく楽
    ・好きなタイミングで恋愛のいいところだけ楽しめる

    このように、恋愛関係のしがらみがなく楽だという意見もあります。

    友達以上恋人未満の関係性でのメリット・デメリット

    草原をバックに白いブラウスを着た男女の手を取りりあう手元の写真

    友達以上恋人未満の関係は魅力もありますが、デメリットもあります。
    どのようなメリット・デメリットがあるのか解説します。

    例えばメリットとして
    プレッシャーの少なさ:正式な恋人関係ではないため、「理想の彼氏/彼女」を演じるプレッシャーが少ない。
    徐々に相手を知れる:恋愛感情に盲目的になることなく、相手の本質や相性をじっくり見極められる。
    自由度の高さ:お互いに束縛が少なく、自分のペースで関係を深められる。
    などがあげられます

    デメリットとしては
    精神的な消耗:関係の曖昧さによる不安やモヤモヤ感が続くと、精神的に消耗する。
    時間の浪費:最終的に恋人関係に発展しなかった場合、貴重な時間を浪費したと感じることがある。
    誤解や傷つき:期待値の違いから、一方が傷つくリスクが高い。
    チャンスの喪失:この関係にこだわりすぎると、本当に相性の良いパートナーと出会うチャンスを逃す可能性がある。

    メリット3選

    今の関係を維持することで得られるメリットを3つ紹介します。

    1:告白しなければ関係が壊れない

    振られると今の関係が壊れてしまう可能性がありますが、告白しなければ恋愛関係に進むことはありません。
    告白しなければ今の関係が維持できる安心感は、大きなメリットでしょう。

    2:束縛や期待から回避できる

    友達以上恋人未満は、恋人同士ではないため、お互いを縛ることができません。
    異性の友達と遊ぶこともでき、連絡を頻繁にする必要もありません。
    束縛や嫉妬に縛られることがないのもメリットです。

    3:自由な時間が楽しめる

    友達以上恋人未満は恋愛関係にないため、相手に振り回されたり、行動を制限されることがありません。
    自分のタイミングで自由な時間を過ごすことができます。
    相手に気を遣いすぎず、好きなことができるのは大きなメリットでしょう。

    デメリット3選

    もちろんデメリットもあります。
    とくに、お互いが今の関係に納得していない場合は、デメリットになることもあるでしょう。

    1:あいまいな関係のモヤモヤが残る

    今のままでは、恋人でもなく恋愛関係でもない、中途半端な状態です。
    いつまでこのままなのか、相手がどうしたいと思っているのか、聞けずにいる場合はスッキリしないこともあるでしょう。
    また、将来が見えずに不安になり、モヤモヤしてしまうこともあるかもしれません。

    2:相手が他の人と恋愛関係に発展する可能性がある

    相手が恋愛対象として見ていない場合、他の人と恋愛関係になる可能性はあります。
    その場合、今の関係性が変化してしまうこともあります。

    また、どちらかにいい人が現れたら、関係が自然消滅しやすい一方で、ダラダラと今の関係性が続くこともあります。
    どちらかに好意がある場合は複雑になってしまう可能性があるでしょう。

    3:言いたいことを言えずストレスを抱える可能性がある

    恋愛関係ではないため、束縛することはできません。
    「会いたいって言ったら重いかな?」「デートに誘っていいかな?」と相手のことを気遣いすぎると、言いたいことを言えず悩んでしまったり、ストレスを抱えたりする可能性があります。

    関係を進展させたい!タイミングはいつ?何から始める?

    海沿いで大判のマフラーを二人で体に巻き付けながら、イヤホンの右左を分けて音を聞く男女

    一歩進展させたいと考えている場合、どんなことから始めたらよいのか悩みますよね。
    ここからは、関係を進展させるためのポイントを解説します。

    少しずつ恋愛対象として意識させる

    まずは、異性として意識させることから始めましょう。
    友人の期間が長い場合、恋愛対象としてみられていないこともあります。
    まずは普段の行動を見直してみましょう。

    他の異性の存在を匂わせる

    自分の存在を当たり前だと思われている場合、他の異性の存在を匂わせてみましょう。
    他の異性とデートしたり連絡をとったりして、嫉妬心を芽生えさせる方法です。

    やりすぎは注意ですが、他の人に取られるかもしれないという焦りから恋愛対象としてみるきっかけになるかもしれません。

    相手の気持ちを確かめる

    ストレートに、勇気を出して気持ちを確認することで関係性が変化することもあります。
    今のままを楽しみたいと思っている人もいれば、進展させたいと思っている人もいます。

    告白されてから意識するようになるという人もいるため、まずは、相手の気持ちを確認してみましょう。

    いきなり告白するのは勇気がいる場合は、「好きな人がいる」「気になる人がいる」と伝えて相手の反応をみてみましょう。

    食事やデートに誘う

    常に相手側のアクションが多い場合は、こちらから手を打ってもいいでしょう。

    普段から食事やデートに誘っている場合は、意識されづらい可能性もあるため、デートスポットや雰囲気のいいお店を選んでみるといいかもしれません。

    好意をアピールする

    告白する勇気がない、関係性の変化がこわいという場合は、まず好意をアピールすることから始めましょう。

    ・軽いボディタッチをする
    ・自分が好意を持っていることをそれとなく伝える

    このように、少しずつ好意が伝わるように意識しましょう。

    友達と恋人、その線引きはどこで決まる?

    友達と恋人、その違いはどこにあるのでしょうか。

    相手に恋愛感情を持てる

    相手に恋愛感情を持てるかが、友情と恋愛感情の明確なラインです。
    一般的な恋人関係でするような、ハグやキスをしたいと思えるかも大きな違いでしょう。

    ときめきがある

    相手にドキドキしたり、キュンとしたりすることはありますか?
    他の人には感じないときめきを感じたら、相手に恋愛感情を持っている、意識している証です。

    スキンシップをとりたいと思う

    好意を抱いているかどうかは、「触れたい」「触れられたい」と自然に思えるかどうかです。
    もっと近づきたいと思うことは自然な欲求です。
    そう思える相手なら友達以上を望んでいることがわかりますよ。

    まわりの人に紹介できる

    家族や仲のいい友達に相手を紹介することは、勇気がいることですよね。
    自分の大切な人に紹介できる相手なら、信頼関係が構築できている証拠です。
    その場合、友達以上の関係かもしれません。

    今後どうしたい?気持ちを確認して進もう

    仲良しそうにピクニックをする男女

    友達以上恋人未満の関係は、恋愛に特別な距離感だからこその楽しさがあります。
    ただ、微妙な距離感に悶々としてしまったり、将来性の展望が見えないことから不安になってしまったりすることもあるでしょう。
    関係を進展させようとすると、今の関係性が変わってしまったり、壊れてしまったりすることもあります。
    今後自分はどうしたいか?今一度気持ちを確認して、自分の想いにまっすぐに行動してみると良いですよ。

    この記事を書いた人

    オドリバ編集部サムネイル

    オドリバ編集部

    「オドリバ」は女性の悩みに寄り添うメディア。性・カラダ・こころをメインテーマに、ライフステージを駆け上がる女性たちがひと休みできる「踊り場」のように、こころの拠り所になることを目指し誕生しました。

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