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セカンドパートナーを公認?新たな関係性と不倫との違い

2024.12.10
この記事のポイント
  • セカンドパートナーとは
    セカンドパートナーとは、「配偶者以外で、肉体関係を持たず、精神的なつながりを重視した特別な関係の相手」を指します。 この関係は、家庭を優先しつつ築かれることが特徴です。

  • セカンドパートナーは不倫とは違うの?
    セカンドパートナーは不倫の大きな違いは、肉体関係がないことです。
    セカンドパートナーは、家族以外の第三者として心の支えや精神的なつながりを提供する存在です。

  • セカンドパートナーを持つことは悪いことではない
    セカンドパートナーを持つことで心が安定し、結果的に夫婦関係が良好になるケースもあります。ただし、配偶者やセカンドパートナーだけでなく、他の関係者や状況へのリスク管理も忘れずに注意することが大切です。
  • セカンドパートナーという言葉を聞いたことはありますか?YouTuberの発言や漫画、ドラマなどから注目を集めるようになった、セカンドパートナーですが、どのような存在なのでしょうか。
    この記事では、セカンドパートナーとは何なのか、その魅力と注意点などを解説します。

    セカンドパートナーとは?

    男女が見つめあう姿

    セカンドパートナーとはどのようなものなのでしょうか。
    人により認識は異なりますが、一般的には以下のように定義されています。

    セカンドパートナーの定義

    セカンドパートナーとは、配偶者以外の人と恋人関係にあることです。
    どちらかが既婚者、もしくはどちらも既婚者同士のこともあります。
    あくまでも、双方の家庭を優先しながら、交際している状態です。

    不倫との違いはプラトニックな関係かどうか

    不倫とセカンドパートナー、なにが違うの?と思っている方も多いでしょう。
    不倫とセカンドパートナーの大きな違いは、肉体関係の有無です。

    セカンドパートナーは、肉体関係のないプラトニックな関係で、精神的なつながりが強い関係と定義されます。

    ただ、セカンドパートナーと肉体関係をもっているという方も一定数いるのが現状です。

    セカンドパートナーの現状と認知度

    [ヒールメイト]セカンドパートナー実態調査 2024によると、セカンドパートナーという言葉を知っていると答えた方は、全体の約4割という結果でした。

    そのうち、男性は約37%、女性は49%と女性の認知度が高いです。
    また、セカンドパートナーという言葉を知っていても、プラトニックな関係であることを知らなかったと答えた方は全体の役6割にもおよびます。
    現代では、セカンドパートナーの定義があやふやになっていることもわかります。

    なぜセカンドパートナーが広まっている?

    セカンドパートナーが広まっている理由はあるのでしょうか。
    ここからはセカンドパートナーが広まっている背景について解説します。

    価値観の多様化と結婚観の変化

    セカンドパートナーが広まっている背景にあるのは、価値観や結婚観の変化です。
    昔と比べると、結婚や出産をしても働き続ける女性が増えました。

    また、結婚を選択しない方も増えています。
    婚姻関係を結ばずに生活を共にするという価値観もあり、結婚に関する価値観は多様化しています。

    結婚しても、生活を共にするパートナーとして考えている方は多いです。
    仕事でも家庭でも複数の役割を担っているため、男女の関係やときめきを配偶者ではなく、他の人に求める選択肢を考える方もいます。

    SNSの普及

    SNSが普及していることも大きいでしょう。
    誰とでも簡単に知り合えるため、自分が気になった人に簡単に連絡することができるようになりました。

    その結果、自分と合う人を探すことも簡単になっています。
    普段の生活やコミュニティでは接点のない人とつながれるような環境が生まれているのです。

    また、距離にかかわらず、連絡したいと思ったタイミングで相手とコミュ二ケーションがとれ、自分の欲求がすぐに満たせることも大きな理由でしょう。

    ストレスフルな社会

    セカンドパートナーは仕事や家庭ではない、第三の役割を提供できる存在です。
    現代は多くのストレスがあり、
    仕事や家庭など、どこかで何かしらのストレスを感じている方も多いはずです。

    セカンドパートナーの存在は、ストレスの多い現代社会では、安心感を得られると言えるでしょう。
    家庭以外で自分を表出できる人や場所があることで、癒しが得られるのです。

    セカンドパートナーをもつとどんなことが起きる?

    パートナーから飲み物を受け取る男性

    セカンドパートナーを認めることにはメリット・デメリットがあります。
    それぞれどのようなものがあるのか解説します。

    セカンドパートナーをもつメリット

    セカンドパートナーを公認するメリットは大きく4つあります。
    それぞれのメリットを解説します。

    心理的に安定する

    まずは心のバランスを保てることです。
    配偶者にすべての欲求を満たしてもらうことは負担になることがあります。

    セカンドパートナーが一部を負担してくれることで、本人にも配偶者にとってもいい働きをすることがあります。

    心のよりどころがあることは大きなメリットです。
    家庭以外にも安心できる場所があることで心理的に安定できるでしょう。

    パートナーと良好な関係になる

    セカンドパートナーをもつと、パートナーとの関係が悪くなるのではないかと思われますが、関係が改善するケースもあります。
    夫婦は家庭を守る、子育てをともにするパートナーの役割が大きくなります。
    パートナーに恋愛的な感情をもてなくなる場合があるでしょう。

    また、相手に求めることや不満がたまってしまうと、パートナーとの関係が悪化してしまうこともあるでしょう。

    セカンドパートナーが精神的に支え、満たしてくれることで、本命のパートナーに余裕をもって接することができ良好な関係を築けることがあります。

    感情的に充実感を得られる

    セカンドパートナーをもつことで、男性・女性としての充実感を得られることもあります。
    男性は、妻から男性として見られないなどと自信をなくしている場合、男性としての自信をとり戻すことができます。

    女性の場合も、夫から女性として見られていない場合、女性として扱われることで自信をとり戻せるようになるでしょう。

    また、コミュ二ケーション不足からくる不満やさみしさを、セカンドパートナーにより満たすこともできます。

    美意識があがる

    結婚生活が長くなると、お互いを異性として認識しなくなったり、外見に気をつかわなくなる場合もあるでしょう。

    そんなときにセカンドパートナーがいると、よりキレイでいるように心がけようとする傾向があります。
    おしゃれをしたり、体型を維持しようとダイエットをしたり、美意識があがります。

    セカンドパートナーをもつデメリット

    セカンドパートナーのデメリットももちろんあります。
    メリットとデメリットをふまえて考えましょう。

    周囲に理解されない

    セカンドパートナーはプラトニックな関係ですが、不倫と同じように考えている方も多いです。
    夫婦間やセカンドパートナーとの間では納得して良好な関係を築いていても、周囲の人には理解されない可能性があります。
    まわりの人に話しても理解されず、距離を置かれてしまうかもしれません。

    ただ、恋愛の価値観や在り方は人それぞれなので、隠すことなく、堂々としていて良いでしょう。
    当事者ではなく、まわりの人にセカンドパートナーがいても、決して否定せず、多様な価値観を認めてあげましょう。

    嫉妬や信頼関係への問題が出る可能性がある

    お互いを信頼していることで成り立つ本命パートナーとの関係です。
    セカンドパートナーとの関係次第で嫉妬してしまったり、信頼関係が崩れたりする可能性があります。
    相手に依存してしまうと、トラブルが起きてしまうこともあります。

    子どもや夫婦仲へ影響が出る可能性がある

    セカンドパートナーとは、お互いが家庭を優先することが前提です。
    ただ、家庭を大切にするつもりでも、家族と過ごす時間が短くなってしまったり、配偶者をないがしろにしてしまったりと影響が出る可能性があります。

    また、職場で噂が広まると、昇進や取引先に影響が出てしまうこともあります。慎重な行動が必要です。

    離婚の原因になることがある

    セカンドパートナーは肉体関係にないため、法的に問題はありません。
    しかし、セカンドパートナーとの関係は配偶者の理解があって、継続できるものです。
    配偶者が不快に感じたり、拒否したりすると、関係の解消が必要になります。

    セカンドパートナーが原因で離婚を切り出される可能性もゼロではありません。
    また、自制がきかず、セカンドパートナーと深い関係になってしまうこともあるでしょう。

    もし一線を超えてしまったら、離婚の原因になるかもしれません。
    リスクも十分に理解したうえで、配偶者に配慮し、割り切った関係を維持しましょう。

    セカンドパートナーと良好な関係を築くために大切なこと

    指輪をはめた女性がスマートフォンを操作している手元の写真

    セカンドパートナーと良好な関係を築くために大切なことがあります。

    【1】リスク管理

    まず大切なことはリスク管理です。
    セカンドパートナーと肉体関係をもつと、離婚の原因になることもあります。

    また、社会的信用がなくなったり、周囲に理解されづらい関係性であることを知っておきましょう。
    その場の雰囲気に流されてしまわないよう、リスクを冷静に把握することが大切です。

    【2】連絡の頻度を決めておく

    会える時間が少ない分、コミュ二ケーションをしっかりとることがトラブル予防のためにも大切です。
    ただ、セカンドパートナーを優先しすぎると家庭へ影響が出てしまうこともあります。

    また、片方だけが連絡をしすぎることで関係の悪化や破綻につながります。
    お互いのプライベートな時間を尊重できるよう、連絡の頻度もあらかじめ決めておくことが大切です

    【3】共通のルールを決める

    セカンドパートナーはあくまでも、本命のパートナーとの関係を優先する上で成り立つ関係です。

    家庭を優先することや、スキンシップはどこまでOKなのかなど、事前にルールを決めておきましょう。
    お互い共通のルールを決めておくことでトラブルを未然に防げます。

    【4】プライバシーの尊重

    セカンドパートナーとの関係で大切なことはプライバシーの尊重です。
    お互い家庭があったり、それぞれの人間関係があります。
    過度な束縛や干渉は関係の破綻につながるため注意が必要です。
    とくに仕事や家庭のことなどはあまり踏み込んで聞かないなど、相手のプライバシーは尊重しましょう。

    【5】相手への思いやりと柔軟性

    セカンドパートナーとルールを決めることは大切ですが、柔軟な変化も求められます。
    関係性の変化や、状況の変化により、ルールをその都度考え直さなければならないこともあるでしょう。

    そのためには、コミュニケーションが大切です。
    一度決めたのだからこちらを優先して!などならないように、状況により柔軟にルールを変えられる気持ちでいましょう。

    【6】精神的に自立する

    相手に依存してしまうと、バランスが崩れ、関係が悪化してしまう可能性があります。
    いい関係を築くためには、精神的に自立することが大切です。

    心の支えにするのはよいですが、心に余裕を持って、依存しないように注意しましょう。
    一緒にいない時間を充実できるようになると、自立できるようになります。

    セカンドパートナーをどうやって探す?

    男女グループで食事を楽しむ姿

    セカンドパートナーを探したいと思っても、どこで出会うの?と疑問に思っている方もいるかもしれません。
    セカンドパートナとどこで出会うのか、よくある場所を解説します。

    SNSやアプリ

    今は既婚者向けのマッチングアプリや出会い系サイトもあります。
    生活圏内の方であれば、周囲にバレてしまうリスクがあるため、身バレを防ぎたい場合はオンラインで探すことがおすすめです。

    その際は、セキュリティ対策がされているサイトを選びましょう。
    アプリによっては、アイコン表示からバレてしまうことがあるため、注意しましょう。

    趣味やコミュニティ

    趣味やコミュニティなどで出会うと、共通の話題があるため、話が合いやすく、初対面から距離を縮めやすいでしょう。
    知人の紹介や飲み会、趣味のサークルなどで出会ったり、学生時代の同級生と再会して出会ったりする方が多いようです。
    また、対面のため、相手の表情や雰囲気がわかりやすいこともメリットです。

    セカンドパートナーは新しいパートナーシップ

    正面から太陽の強い光が照っている海岸沿いの道の写真

    セカンドパートナーは従来のパートナーシップと異なり、お互いの状況や気持ちに合わせて、柔軟に関係を築くものです。
    また、セカンドパートナーを持つことで、逆に夫婦関係がよくなることもあるため、罪悪感をおぼえる必要はありません。

    現代では、自分に合った形の人間関係を求める傾向が強まりつつあります。複数のパートナーシップを築くことで、新たな安心感や満足感が得られるかもしれません。
    セカンドパートナーの存在は、それぞれの幸せを叶えるための、ひとつの選択肢と考えられるでしょう。

    この記事を書いた人

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    オドリバ編集部

    「オドリバ」は女性の悩みに寄り添うメディア。性・カラダ・こころをメインテーマに、ライフステージを駆け上がる女性たちがひと休みできる「踊り場」のように、こころの拠り所になることを目指し誕生しました。

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