人は誰しも好きな人に見つめられたいという願望があります。視線を合わすことで恋人たちは愛を確認しあいますが、まだ付き合ってもいない男性からの視線を感じた場合はどうでしょうか。アイコンタクトはお互いが相手を意識していると示すことができ、非言語コミュニケーションとして最も基本的かつ大切な行為です。
男性の視線が好意によるものかどうかお悩みのあなたに、男性心理からアイコンタクトを紐解き解説します。
意識している男性からの視線を感じたなら
職場や友人との食事会など、男女がいる空間であなたが視線を感じ、その方向を向いて相手があなたを見つめていたら、あなたはどう感じますか。
一度だけなら勘違いと思うかもしれませんが、何度も目が合い、見つめる時間が長い時は相手があなたにサインを送ってきています。それはあなたに対する好意以外の何物でもありません。
モテない男性も、モテる男性も同じ
少し離れた場所にいても自分の好意を伝えたい時、男性はそれをアピールするために目で女性を追います。それも気づくまで何度も繰り返す男性が多いでしょう。
これはモテない男性も、モテる男性もみな同じです。アイドルにずっと視線を送る男性、ナンパで目線を合わせてくる男性、これらもすべて、相手の女性に好意を伝えたいがためのアイコンタクトなのです。
3秒以上のアイコンタクトを送ってくる男性心理
あなたがアイコンタクトを送られてきた時に、興味のない男性からであればすぐに視線を逸らすと思います。けれど意中の男性からならば、気になってあなたも視線を送り返してしまうものです。
それは男性からすれば、自分のアピールが成功したことになります。目線が合ったら次はどれくらい長く目線を合わせていられるかを試してきます。
自分に関心を持ってほしいサイン
この時に3秒以上視線が合うように見つめてきたら、あなたのことをより特別な存在として意識している証です。男性側があなたに「自分に関心を持って欲しい」というサインを投げかけてきています。
アイコンタクトの時間が長いのは、もっと自分の存在を意識して欲しい気持ちの現れなのです。もちろんシャイな男性の場合は、1秒程度で恥ずかしくなって逸らす人もいますが、そんな時はあなたからも視線を送ると良いでしょう。
チラチラ何度も目線を感じる時は
男性が何度も視線を送ってくるのは、確実に相手に好意を寄せていて、そして相手からのリアクションを期待している時です。女性側がその都度視線を送り返してくるようなら、男性はあなたが自分を意識していると感じるでしょう。
さらに、男性は女性よりもそのことをより好意的に受けとめる傾向があり、自分のことが好きなはずだ、とさえ考えることもしばしばです。なので、好きでもない男性の場合はその後が面倒になりますので、決してからかって目線を合わせたりはしないようにしましょう。
視線を返すことで意思表示を
女性側の視線が返ってくると、男性はその好意が確実にあなたに届いているのを感じ、次の行動に移っていきやすくなります。
ただ、注意しなければならないのは、時には化粧が落ちていたり、あなたの声が大きすぎたりしてあなたを見つめていることもありますので、相手の表情や顔色を見て上手に判断しましょう。男性に好意があれば、興奮して交感神経が優位になり顔は紅潮してくるものです。
なかなか目を合わせてくれない場合
もちろん男性側が女性に対して恥ずかしがって、目線が合わないこともあります。女性に慣れていないタイプの男性は、異性と目線を合わすこと自体に慣れていないので、その時は他のサインを見逃さないようにしましょう。
顔が赤くなっていないか、手汗をかいて手をズボンで拭っていないか、緊張は体に出てくるものです。
積極的に目線を投げかけるのも1つの手
男性のそんなサインをチェックして、あなたの方から積極的に目線を投げかけるのも一つの手でしょう。慣れていないタイプの男性は自分から行動を起こすことにも臆病です。
相手の行動をまねて自分も同じように動く「ミラーリング」をすることで、相手の緊張を和らげることができます。奥手な男性も緊張が解けたら視線を合わせてきますので、女性側が主導して男性の緊張をほぐしてあげましょう。
アイコンタクトを送る時の注意点
あなたが意中の男性からの視線を感じても、それが純粋な好意からくるものではないこともあります。遊びなれた男性はその場の女性にくまなく視線を送ったりしていることもあります。
たとえ男性と目線が合っても、チラチラ他の女性の方も見たりしている時はその男性を信じない方がよいでしょう。誰でもいいからむやみやたらに視線を送る男性がいることを覚えておかなければなりません。
見分けようとする姿勢も必要
本当にあなたに好意を持つ男性なら、他の女性と目線を合わせようとすることはありません。女性心理をよく知った遊び人はアイコンタクトを相手を落とすための技として使ってきますので、女性側はわざとらしい技には騙されないように、一方で冷静な心を持つことも大切です。
アイコンタクトが威力を発揮するのは
アイコンタクトはいろんな場面で使えるのですが、ここぞという場面に使うことでよりその力を発揮します。会話の際に相手の目をしっかり見て話を聞くことで相手は、自分の話を真剣に聞いてもらっている、と好意的に受け止めます。自分のことを好きなのではと男性が勘違いするのは、そのようなシチュエーションが多いでしょう。
また、距離が遠いところにいる時は当然アイコンタクトは難しいものですが、そのような場面でアイコンタクトを送るとより効果を発揮します。
適度に微笑むことも大切
あなたが好意をよせている相手なら遠くに離れていても諦めずにアイコンタクトを取るように心がけると良いでしょう。
さらにアイコンタクトした際に笑顔を見せることで、相手に確実に好印象を与えることが出来ます。にやにや笑うのではなく、軽く微笑むくらいが相手に自分のいい印象を植え付けることが出来ます。
ただ、食事している時などにじっと見つめて笑っていたりすると相手に不快な思いを与えてしまうことがありますので、シチュエーションには気をつけなければなりません。
アイコンタクトがもたらす良い効果
「目は口ほどに物を言う」とされるほど、コミュニケーションの中で非常に重視されるのがアイコンタクトです。目線だけで相手に好意を与えることが出来るのは人間くらいのものです。
好きな相手に見られるために、綺麗にみられようとあなたも努力するようになります。相手の視線を考えることはそのうち、相手の気持ちを考えることに繋がるでしょう。相手のことを思いやる入り口がアイコンタクトで、それは相手に必ず伝わります。