「性行為が怖い」「不安で踏み出せない」と感じ、ひとりで悩んでいませんか?
実は、あなたと同じような不安を感じている女性は少なくありません。こうした恐怖心は、過去のつらい経験や体への不安など、さまざまな理由から生まれるものです。しかし、原因を知って正しく向き合うことで、少しずつ乗り越えることができます。
この記事では、性行為が怖いと感じる原因をわかりやすく解説し、パートナーとの向き合い方やセルフケアについてお伝えします。
性行為が怖いと感じるのは特別なことではない
性行為に強い不安や怖さを感じ、今のパートナーとの関係や将来の結婚について悩んでいる人は決して少なくありません。
性行為が怖いと感じる理由には、以下のようにさまざまな背景があります。
- 初めての経験や、久しぶりの性行為に対する緊張
- 避妊や性感染症などの知識不足からくる不安
- 過去の性行為で痛い思いをした恐怖
- 元パートナーから心ない言動を受けたつらい記憶
こうした経験があると、性行為に対して怖さを感じやすくなります。
まずは「怖いと感じる自分はおかしくない」と受け止めることが大切です。
性行為が怖いのは病気?主な原因
性行為が怖いと感じると、「何かの病気かも」と不安になるかもしれません。しかし、恐怖心の多くは病気ではなく、これまでの経験や考え方が影響していることがあります。
まずは、自分がなぜ怖いと感じているのか、その原因を知ることが大切です。
過去の恐怖体験
性行為に対する恐怖の原因として、過去のつらい経験が影響している場合があります。
たとえば、嫌だと感じたのに断れなかったり、気持ちを無視されたり、痛みを伴う経験をしたりすると、その記憶が心に深く残ります。
こうした経験があると、似たような状況に直面したときに、心や体が無意識に緊張してしまうのです。
これは、あなたの脳が性行為を「危険なもの」と認識している状態で、自分を守るための自然な反応だといえます。
相手を満足させなきゃというプレッシャー
「彼氏を満足させなければ」という強いプレッシャーも、性行為が怖いと感じる原因の1つです。
期待に応えようとする気持ちが重くのしかかると、緊張や不安が高まり、性行為そのものを避けたくなってしまいます。
さらに、自分の体型や性的なスキルに自信がないと、「がっかりされたらどうしよう」という不安が強くなり、恐怖心を助長することもあります。
痛いのではないかという不安
性行為への恐怖心は、「痛いのではないか」という不安から生まれることも珍しくありません。
過去に強い痛みを感じた経験があると、その記憶が強く残り、「また痛むかも」と体が緊張してしまいます。
緊張で体がこわばると、実際に痛みが出やすくなり、さらに不安が強まるという悪循環につながります。
妊娠や流産、感染症などに対する不安
妊娠や流産、感染症などへの不安も、性行為が怖くなる要因の1つです。
これらの不安は、性に関する知識が十分でないことでさらに強まり、「性行為=危険なもの」と感じやすくなります。
特に、過去に流産の経験がある場合、再び傷つくことへの恐れから、性行為に対して恐怖を抱くケースもあります。
性行為が怖いときのパートナーとの向き合い方
性行為に怖さを感じるときは、無理をする必要はありません。
まずはあなたの気持ちを大切にした上で、どのようにパートナーと向き合っていけばよいか、いくつかヒントをお伝えします。
怖い気持ちを正直に伝える
性行為が怖いと感じているときは、「今は怖い」と正直にパートナーへ伝えることが大切です。
平気なふりをしても不安は解消されず、ふたりの関係に距離が生まれてしまうこともあります。
たとえば、妊娠や性感染症の不安がある場合は、避妊の希望や安心できる配慮について、具体的に共有することも大切です。
気持ちを伝えるときは「ごめんなさい」など謝る必要はありません。「〇〇が不安なんだ」と、自分の感情を素直に言葉にしてみましょう。
お互いに「ここまでなら大丈夫」と確認しながら進める
性行為への怖さを和らげるためには、「自分で決める感覚(=自己決定感)」を大切にすることが重要です。
性行為は「断られなかったから進める」ものではなく、「したい」という気持ちがあるからこそ成り立ちます。
不安を感じるときは、「ここは怖いからやめてほしい」「ここまでなら大丈夫」と、自分なりの境界線を相手に伝えましょう。
少しずつ確認しながら進めることで、パートナーとの信頼が深まり、安心感のある関係を築けるでしょう。
痛みを減らす工夫をする
性行為の痛みに不安がある場合は、体への負担を減らす工夫を取り入れてみましょう。
たとえば、市販のローション(潤滑剤)を使うと、乾燥や緊張からくる痛みを減らし、怖さや不安を和らげることができます。
ローションの使用は恥ずかしい方法ではありません。お互いの負担を減らし、性的な体験を心地よくするための配慮です。
ふたりが落ち着く環境を整える
性行為に対する怖さを和らげるために、ふたりが安心して過ごせる環境を整えることも1つの方法です。
性行為を特別なイベントのように捉えず、まずは会話やスキンシップを通して自然な雰囲気をつくりましょう。
たとえば、次のような工夫が役立ちます。
- 今日の出来事を話す「会話」
- 優しく体を触る「ハグ」や「マッサージ」
- 心地良い音楽や香りなど、リラックスできるムード作り
時間にゆとりをもち、リラックスしながら進めると、恐怖心が和らぎやすくなるでしょう。
性行為が怖いときのセルフケア
性行為に対する不安を和らげるためには、以下のような方法で自分の心と体をケアすることも効果的です。
深呼吸やストレッチでリラックスする
性行為への不安を軽くするために、心と体をリラックスさせる習慣を取り入れましょう。
ふだんから心と体の緊張をほぐしておくと、性的な状況で感じる不安も軽くなる可能性があります。深呼吸やストレッチ、軽い運動などのリラクゼーション方法を日常に取り入れることで、緊張をほぐしやすくなります。
心身が安定すると、「恥ずかしい」「汚らわしい」といったネガティブな感情も和らぎ、性行為に対して前向きな気落ちを持ちやすくなるでしょう。
自分の体に触れ、心地よさを知る
性行為の怖さを和らげるには、自分の体に触れ、心地よさを知るのも有効です。
ひとりの時間に、自分の体をやさしく触ってみて「気持ちいい」と感じる部分や感覚を確かめてみましょう。
こうしたセルフケアを通して、気持ちや体を自分でコントロールできる感覚が戻り、性行為への不安を少しずつ手放しやすくなります。
性行為の怖さがつらいときは専門家に相談する
自分の努力やパートナーとの協力だけではうまくいかない複雑な問題の場合、専門家に相談するのもひとつの方法です。
相談することは、決して恥ずかしいことではありません。
ここでは、つらさを解決するために、あなたの悩みに合わせて「どこへ相談すればいいか」をまとめました。
体の痛みがある場合
性行為の際に体の痛みが続く場合は、婦人科を受診しましょう。
痛みには、腟の筋肉が緊張する状態や、子宮内膜症やカンジダ腟炎などの病気が隠れている可能性があります。
早めに医師に相談することで、原因を明らかにし、適切なケアにつなげられるでしょう。
心のつらさやトラウマがある場合
過去のつらい経験や強いプレッシャーからくる恐怖で心が苦しいときは、心療内科やカウンセラーに相談しましょう。
専門家は、あなたの心の状態に合わせ、不安や恐怖心を少しずつ軽くしていく方法を一緒に考えてくれるでしょう。
性にまつわる恐怖心をひとりで抱えず、安心して話せる場所を見つけてみましょう。
すぐに助けが必要な場合
強制性交や性的な嫌がらせの経験など、緊急性の高いつらさを抱えている場合は、すぐに性暴力救援センターといった公的な支援窓口を頼りましょう。
ここは、病院の受診、心のケア、警察・司法との連携など、必要な手助けをまとめて受けられる支援体制が整っています。
ひとりで抱え込む必要はありません。迷わずサポートを求めてください。
性行為の怖さと向き合い、安心できる関係を育てていこう
「性行為が怖い」と感じる気持ちは、自分を大切にしている証拠です。その怖さには理由があり、正しく向き合えば、少しずつ和らげることができます。必要なときには一人で悩まず、サポートを受けることも大切です。
パートナーとの信頼関係を育みながら、安心できるペースで前に進んでいきましょう。

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