フェムゾーンは乾燥しやすいため保湿が大切になります。トラブル予防のためにも適切なケアが必要です。
成分・香り・質感などアイテムによって様々なので、自分に合ったものを選びましょう!
ソープ・オイル・ミストなど種類別にオススメ商品をご紹介します。
フェムケアは「Feminine(フェミニン)」とお手入れを意味する「care(ケア)」の、2つの言葉をかけて作られた造語です。
女性ならではの、フェムゾーンのお悩みに対してケアすることを言います。
フェムゾーンは肌と違いお手入れを忘れがちですが、乾燥しやすいためケアが必要です。
この記事ではフェムゾーンの保湿が必要な理由とおすすめの商品を解説します。
フェムケアで保湿が大切な理由
フェムケアで大切なことは保湿です。
フェムゾーンはムレやすいため、保湿ケアは必要ないのでは?と思う方もいるかもしれません。
まずは、なぜフェムケアで保湿が大切なのか、理由を解説します。
フェムゾーンは乾燥しやすいため
フェムゾーンの皮膚は手の皮膚の40分の1程度の薄さと言われています。そのため、水分保持が難しく乾燥しやすい状態です。
また、フェムゾーンの乾燥は、洗いすぎによるものが多いとも言われており、
フェムゾーンを清潔にしたい、においを減らしたいと洗いすぎてしまうと、必要な成分まで洗い流してしまいます。その結果、うるおいが足りず、乾燥してしまうのです。
とくに40代を過ぎると、女性ホルモンが急激な減少によっておりものが減り、さらに乾燥しやすくなります。
乾燥は、かゆみなどのトラブルにもつながるので、20代・30代から将来に備えて保湿ケアを習慣にしておくと、さまざまなトラブルを予防できるでしょう。
フェムゾーンの悩みを軽減するため
フェムゾーンが乾燥すると、黒ずみ・かゆみ・ニオイなどさまざまな肌トラブルや悩みの原因になります。
乾燥していると下着のズレや摩擦でフェムゾーンが傷つきやすくなり、色素沈着の原因にもなります。
また、フェムゾーンが乾燥することで皮脂が過剰に分泌され、汚れがたまりやすくなり、ニオイの原因になることもあります。
普段からフェムゾーンのケアをすることで、黒ずみやかゆみ・ニオイなどのトラブルを予防できます。
トラブル予防のためにも、フェムゾーンの保湿を心がけましょう。
フェムゾーンのケア、なにから始める?
初心者でも始めやすいのがフェムゾーンのケアです。
フェムゾーンのケアは、女性特有の悩みを解決することに直結します。
フェムゾーンのケアに早い遅いはなく、何歳から始めてもよいので、できることから始めましょう。
洗浄する
フェムゾーンはムレやすく、おりものや月経血で汚れたり、雑菌が増えやすい環境です。
また、フェムゾーンは複雑な形をしているため、垢や汚れがたまりやすく、ニオイやかゆみが出ることもあります。
フェムゾーンは善玉菌によって、やや酸性に保たれ、自然に清潔を保っているのです。
しかし、市販のボディソープはアルカリ性のものが多く、皮膚の必要な成分まで洗い流してしまうため、より乾燥してしまいます。
そのため、洗うときはフェムゾーン専用のアイテムを使いましょう。
専用ソープで洗浄し、清潔を保つことでフェムゾーンのトラブルを予防できますよ。
保湿する
保湿をするとムレそうと思う方も多いかもしれませんが、フェムゾーンの保湿はとても大切です。顔や肌と同じように、フェムゾーンも保湿ケアが必要です。
とくに40代以降は女性ホルモンが減るため、フェムゾーンが乾燥しやすくなります。その結果、乾燥からかゆみなどにつながることもあります。
フェムゾーンを保湿することで、肌の水分量が増加しバリア機能が働くため、トラブルを予防できます。
また、自分でケアしてあげることで体の不調に気づくなど、自分を知るきっかけになるでしょう。
さまざまなアイテムがあるため、自分のお悩みや目的に合わせた商品を選び、保湿ケアを取り入れましょう。
フェムゾーンを保湿するときのポイントは?
フェムゾーンの保湿をするときのポイントがいくつかあります。
ポイントを押さえて保湿の効果を高めましょう。
清潔な手で洗浄・保湿する
フェムゾーンをケアをするときは、お風呂あがりなど、清潔な状態で行うことが大切です。
洗浄前は、尿や月経血、雑菌などがついていることがあり、膀胱炎や感染症などのリスクが高まります。
手で保湿することに抵抗があるかもしれませんが、コットンなどで保湿すると摩擦が起きてしまうため、できるだけ清潔な手でケアすることをおすすめします。
洗浄したらなるべく早く保湿する
次に大切なことは、なるべく早く保湿することです。
フェムゾーンも顔や体と同じで、洗浄後はすぐに乾燥します。
そのため、洗浄後はなるべく早く保湿することが大切です。
保湿するエリアは大陰唇まで
フェムゾーンの保湿は、大陰唇までにしましょう。脱毛のVIO照射をする範囲を目安にすると分かりやすいです。
それより内側は粘膜になるので、保湿はしなくてもよいでしょう。
保湿する際は、前(膣側)から後ろ(肛門側)へやさしくなじませます。
恥骨や足のつけ根(鼠径部)など、下着で擦れやすい部分はとくに乾燥しやすいので、丁寧に保湿しましょう。
フェムゾーンの保湿ケアアイテムはどうやって選ぶ?
フェムゾーンの保湿ケアにはさまざまな種類があります。
保湿ケアを選ぶとき、チェックするポイントを解説します。
成分
まずはスキンケア同様、成分で選ぶとよいでしょう。保湿力の高い成分が入ったものを選ぶのがおすすめです。
セラミドやグリチルリチン酸2K(肌荒れに有効な成分)などが入ったものを選ぶと、しっかり保湿効果が得られるため、おすすめです。
香り
ケアするときの香りも大切です。
好きな香りでケアすることで、リラックス効果も期待できますよ。
香りの強いものが苦手な方や、ボディクリームなど、体のケアアイテムと匂いが混ざることが気になる場合は、無香料を選びましょう。
質感
保湿ケアアイテムには、オイルやクリーム、ジェル、美容液など、さまざまな質感のアイテムがあるため、好みに合わせて選ぶとよいいでしょう。
質感が合わないとケアが続かないため、質感も重要です。
また、下着がベタベタしてしまうのではと気になる方もいるかもしれません。
そのような場合は、塗るとすぐにさらさらになるものや、下着が汚れにくいアイテムを選びましょう。
クリームは密着するため、乾燥が強い場合はおすすめです。季節や肌の状態に合わせて選んでもよいでしょう。
フェムゾーンの保湿ケアアイテムはなにがある?
保湿できるフェムケアアイテムはさまざまな種類があります。
用途や肌に合わせて、お気に入りのアイテムを選びましょう。
実際にオドリバ編集部でケアアイテムを使ってみました。アイテムの感想も合わせてご紹介します。
【ソープ】
フェムケアで大切なのは洗浄と保湿です。
まずは専用アイテムでキレイに洗浄しましょう。
ARGITAL(アルジタル)デリケートハイジーンソープ / ARGITAL
保湿成分をたっぷり含んだグリーンクレイ配合で、肌のうるおいを保ちながらやさしく洗い流します。
洗い上がりの爽快感も特徴です。
Summer's Eve(サマーズイブ)フェミニンウォッシュ マルチベネフィットデイリーバランス / Summer's Eve
乳酸とプレバイオティクス(整肌成分)配合で、敏感肌でも安心のアイテムです。
α-グルコオリゴサッカリドなどの保湿成分配合で乾燥を防ぎます。
【オイル】
しっかり保湿できるオイルタイプは、使い心地や成分で選びましょう。
明日 わたしは柿の木にのぼる フェミニンオイル / 明日 わたしは柿の木にのぼる
柿の果皮から抽出した成分やホホバなど植物由来成分を配合。
肌にやさしい処方の保湿オイル。ベタつかないのに伸びがよいのが特徴。
肌にうるおいを与え、やわらかさをキープして乾燥から守ります。
fuwari(ふわり) プレミアムフェミニンオイル / WELLPHARMA
殺菌作用や抗酸化作用を持ち、美容成分として注目されているCBDを配合。
100%天然成分で敏感肌の方も安心です。
さらっと使える心地よさにこだわり、オイル特有のベタつき感を軽減しています。
【ジェル・クリーム】
肌に直接塗ることでうるおいのある肌を保てるクリームタイプです。
オイルのテクスチャーが苦手な方はクリーム・ジェルタイプがおすすめです。
amritara(アムリターラ)フェムケア ボディ セラム / amritara
うるおい効果のヒト型セラミドなどの保湿成分を配合。
保湿だけでなく、くすみや黒ずみケアもできます。無香料・低刺激で塗った後ベタつかず下着につかないのもうれしいポイントです。
アンティーム オーガニック アンティーム ホワイト クリーム FF / INTIME ORGANIQUE
天然由来成分のコメヌカエキスやドクダミエキス配合。乾燥によるくすみをケアし、肌にうるおいを与えます。
ラベンダーやイランイランなどの天然精油をブレンドした香りでリラックス効果も期待できます。
【ミスト】
ミストタイプは、手軽なサイズで簡単に持ち運びもできるので、外出先で使用したい方におすすめです。
ワフィト インティメイトミスト / Waphyto
植物由来成分、高保湿アミノ酸でうるおいのある健やかな肌へ。
弱酸性、低刺激処方で肌にやさしいのもうれしいですね。
MAMABUTTER(ママバター) デリケートケアミスト / Cosme Kitchen
ムレや汚れが気になるときにシュッとひと吹き!直接フェムゾーンに吹きかけても、拭き取りで使用もOKです。
ほんのり香るラベンダー芳香蒸留水配合。
逆さまでも使えるため、トイレなど外出時にも使用できますよ。
【サプリメント】
外側からのケアだけでなく、サプリによる内側からのケアも取り入れることで、より効果的なケアができます。
毎日のケアの時間がとれない場合は、インナーケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
フェミローラ / わかもと製薬株式会社
乳酸菌が含まれたサプリメント。
フェムゾーンの乾燥は、環境や生活の乱れ、ストレスから起こります。インナーケアを取り入れることで、より効果的なケアができるでしょう。
「乳酸菌GR-1」「乳酸菌RC-14」は膣内の環境を整える機能があると認められています。
体の内側からのケアはどの年代の女性にも大切ですよ。
フェムゾーンの保湿ケアで快適な生活を!
フェムゾーンは、顔や肌のように手入れをするのを忘れがちですが、とても乾燥しやすいので保湿ケアが大切です。
保湿することで乾燥を防ぎ、かゆみやニオイなどのケアができます。
普段からケアをすることで、体の変化に気づきやすくなったり、トラブルを予防することも可能です。
自分の悩みにあったアイテムを活用して乾燥を防ぎ、快適な生活を送りましょう。