乳首がかゆい…なんて恥ずかしくて友達には相談できませんよね。もしかして自分だけなのか、病気の初期症状ではないかと不安に思う方も多いでしょう。
ところが、乳首のかゆみを経験している女性は意外にも多く、しっかり対策することで改善できます。この記事では気になるかゆみの原因と対処方法について紹介していきます。
かゆみの原因は女性ホルモンの変化
男性には症状が出にくい乳首のかゆみ。その原因はやはり、女性ホルモンの影響にあります。
女性は月経に向けて女性ホルモンの分泌量が変化します。排卵日前後をピークに女性ホルモンの分泌量が増え、月経前になると急激に減少します。このホルモンバランスの変化によって、乳房の張りや疲れ、イライラなどの不調があらわれ、皮膚のかゆみにも影響します。生理が始まると乳首のかゆみがおさまる場合は、女性ホルモンの影響によるものでしょう。
仕組みを知っておくことで不安の解消に
女性ホルモンの分泌をコントロールすることは難しいですが、仕組みを知っておくことで不安は解消されます。生理周期や排卵日を事前に把握することはかゆみ対策になるだけでなく、長く生理と付き合わなければならない女性にとって大切なことですね。
乳首のかゆみを和らげるための対策
生活習慣を整えてホルモンバランスを安定させる
ホルモンバランスは生活習慣の影響を受けやすいため、生活が不規則になっている場合は見直しましょう。バランスの取れた食事と質の良い睡眠を取り、適度な運動をすることでホルモンバランスの安定に役立ちます。
乳首にかゆみがあると不快感や不安感からストレスを感じやすくなります。ストレスもホルモンバランスを乱す大きな要因です。症状がある時期は特にゆったりと過ごすことを心がけましょう。
豆乳を取り入れてホルモンバランスをサポート
豆乳には女性ホルモンに似た成分が含まれ、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに近い構造をしています。また、豆乳には女性に不可欠な鉄分やビタミン類も多く含まれるため美容にも良い飲料として知られています。
下着や摩擦による刺激を減らす
乳首のかゆみの多くは皮膚への摩擦などの刺激が原因です。特に下着との擦れや性行為時の刺激が要因となることがあります。
サイズが合わない下着や、肌に負担のかかる素材を身に付けると摩擦が起きやすくなるため注意が必要です。
気になる場合は下着や素材を見直す
毎日身につける下着は肌への影響が大きいため、少しでも原因に心当たりがある場合は一度チェックしてみましょう。
また、寒い時期や季節の変わり目には乾燥によって皮膚トラブルが起こりやすくなります。乾燥すると皮膚のバリア機能が弱まり、外部刺激を受けやすくなります。
皮膚への刺激を減らす工夫をする
外部からの刺激が影響している場合は、刺激を減らす対策が必要です。下着を綿や絹など肌に優しい素材に変えたり、乳首と下着の間にガーゼを挟む方法も効果的です。
かゆみが強い場合は、乳首にワセリンを塗り摩擦を防ぐのもおすすめです。
乾燥対策として保湿を丁寧に行う
乾燥が原因の場合、保湿ケアが非常に重要です。皮膚の薄い乳首は特に乾燥しやすいにもかかわらず、ケアが後回しにされがちです。
敏感肌用の保湿剤やベビーオイルなど、市販のアイテムで十分対策できます。こすらず優しくケアし、保湿を習慣にしましょう。専用の保湿剤も販売されています。
デリケートゾーンのかゆみはなぜ起こる?
かゆみの悩みで多いのがデリケートゾーンのかゆみです。乳首よりも一般的な皮膚トラブルと言えますが、より敏感な部分のため不快感が強く現れます。
デリケートゾーンは締め付けが多く通気性も悪いため、汗や汚れがたまりやすく、蒸れが原因でかゆみが発生することがほとんどです。
ナプキンとの接触によるかぶれ
女性に多い原因が、生理用ナプキンとの接触による刺激です。
蒸れだけでなく、乾燥によるトラブルもあるため、自分の症状タイプを見極めてケアすることが大切です。
肌を清潔に保つケアが基本
デリケートゾーンを清潔に保つことは、かゆみ対策の基本です。かゆみがある場合は特にこすらず、よく泡立てた泡で優しく洗いましょう。弱酸性など刺激の少ないボディソープを使うことも大切です。専用ソープも効果的です。
衣服や下着のストレスを減らす
吸水性・通気性の良い下着を選び、蒸れを防ぎましょう。夏場は汗をかいたら下着を替えるのが理想です。
生理中はナプキンをこまめに交換することで蒸れを軽減できます。締め付ける服装を避け、着心地の良い衣類を選ぶことも重要です。
思い当たる原因がない場合は皮膚科へ
乳首のかゆみは女性ホルモンの影響や皮膚トラブルが主な原因ですが、以下のような症状がある場合は感染症や病気の可能性があるため受診をおすすめします。
・かきむしってしまうほどかゆみが強い
・水ぶくれができている
・腫れ、ただれ、かさぶたがある
多くの場合はセルフケアで改善できます。刺激や乾燥を避け、保湿ケアをしっかり行い、健康な状態を保ちまし
