鏡の前に立つウェディングドレス姿の女性が、自分自身を静かに見つめている様子。白を基調とした室内には装飾用の花やグリーンが添えられている。

女性は結婚するまで、複数の相手と並行した方がいいのではないか

2026.02.08

【女性は結婚するまで、複数の相手と並行した方がいいのではないか】

この言葉を聞いて、少しざわっとした方もいるかもしれません。
「不誠実じゃない?」「ずるくない?」
そう感じるのは、とても自然なことだと思います。

でも同時に、
「本当はそうした方が楽だったかも」
「一人に絞って傷ついたのは私だけだった」
そんな気持ちが、胸の奥で小さく疼いた方もいるのではないでしょうか。

この記事は、並行をすすめるためでも、誰かを正当化するためでもありません。
ただ、恋愛や結婚をめぐって、なぜ女性ばかりが苦しくなりやすいのか、その構造を少し丁寧に見てみたいと思います。

恋愛は、本当に「自由」だったのか

恋愛は自由なものだと言われてきました。誰を好きになるか、誰と付き合うかも、自分で決めるものだと。

でも現実は、少し違うんですよね。

たとえば年齢。19歳と29歳の女性が同じように恋愛していても、周りの反応はまったく違います。「焦らなくていいよ」と言われながらも、年齢の話題は増えていき、「まだ決まらないの?」という空気が少しずつ生まれてくる。

誰かに急かされているわけではないのに、時間だけが減っていく感覚。

関係をどうするか、この先があるのか、いつ区切りをつけるのか。そういう決断は、なぜか自分より相手の気分次第になりやすいものです。

この状況で「一人の人に誠実に向き合いましょう」と言われたとき、リスクを多く引き受けるのは、だいたい女性のほうなんですよね。

だから、こんな疑問が浮かんできます。

「女性は結婚するまで、複数の相手と並行した方がいいのではないか。」

これは奔放になりたいから出てくる問いではありません。不利な条件のまま恋愛をしてきた結果、自然に出てくる疑問なんです。

なぜ「並行」という考えが浮かぶのか

「並行」と聞くと、「軽い」とか「ちゃんとしてない」とか、そんな言葉が浮かびやすいかもしれません。

でも多くの場合、その考えは突然出てくるものじゃないんです。

一人の人と向き合っているのに、
関係がはっきりしない。将来の話は避けられて、「今は分からない」という言葉だけが続く。それでも、他の人を見るのはよくない気がして、自分から選択肢を閉じてしまう。

この状態が長く続くと、気づかないうちに、時間も気力も一つの関係に吸い取られていきます。

そうやって消耗したあとに、ふと、こんな疑問が浮かぶんですよね。

最初から一人に絞らなければ、こんなに不安にならずに済んだのではないか。

「並行」という考えは、自由になりたいからというより、一人にすべてを預ける状況への違和感から生まれやすいものです。

複数の人と関わっていると、一人の言動が生活のすべてにならなくて済みます。その中で、「これは我慢しすぎかもしれない」「こういう扱いはつらい」と、自分の感覚に気づくこともあります。

だからこの発想は、軽さや遊びの話というより、状況の中で自然に出てくる考えなんです。

なぜ女性は、女性を裁くのか

「並行」という考えが浮かぶと、次に起きやすいのは評価です。

軽い。ちゃんとしていない。真剣じゃなさそう。

こうした言葉は、男性や社会だけでなく、女性同士のあいだでも交わされます。

恋愛や結婚をめぐって、女性には「こうしていれば間違っていない」という、分かりやすい型がいくつか用意されています。

一人の相手と誠実に向き合うこと。軽く見られないように振る舞うこと。将来を見据えているように見えること。

そうした型の中で生きてきた人ほど、別のやり方をしている女性を見ると、無意識に「それは大丈夫なのか」と確認したくなるものです。

たとえば、複数の男性と会っている女性がいる。でもその人は、雑に扱われている様子もなく、困っているようにも見えない。むしろ、余裕がありそうに見える。
そのとき浮かぶのは、評価というより、確認に近い感覚なのかもしれません。

こうして、本当は同じように悩んでいるはずの女性同士が、いつの間にか、お互いの恋愛を評価する側とされる側に分かれていくんですよね。

問題は、誰が正しいかではありません。恋愛や結婚の選択が、女性だけに「ちゃんとしているかどうか」で見られやすい構造がある、ということなんです。

その選択を、生きるのは誰か

恋愛や結婚をめぐる選択は、ずっと「女性の問題」として扱われてきました。

こうしていれば間違っていない。こうしていないと危ない。そんな分かりやすい型の中で、女性の選択は評価されてきました。

けれど実際の恋愛は、もっと不均等で、もっと現実的です。

関係の進み方は自分より相手の気分次第になりやすく、将来の話は避けられ、「今は分からない」という言葉だけが続く。同じ状況でも、19歳と29歳では、時間の重さも選択の意味もまったく違います。

こうした条件をすべて引き受けて、日々を生きていくのは誰でしょうか。

自分の生活と時間と感情を、実際に生きているのは、ほかでもない、あなたです。

だからこの問いは、「どう見えるか」で答えを出すものではないと思います。並行するか、しないか。一人に絞るか、絞らないか。

そのどれが正しいかではなく、その選択をした自分が、これからの毎日を無理なく続けていけるか。そして、自分が納得して日々を過ごせるか。それだけが、判断の軸になります。

自分の判断に、自信を持っていいと思います。少なくとも私は、あなたの判断を応援しています。

この記事を書いた人

編集部ライター マホサムネイル

編集部ライター マホ

WEBライター。“自分らしく生きる”をテーマに、性・恋愛・メンタルヘルスを中心に記事を執筆。自分の言葉で丁寧に表現することを大切にしています。

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