「喧嘩のたびに彼氏と話し合うけど、相手が全然変わらない」「どうしたらわかってくれるの?」と不満を抱えていませんか?
実は、相手を変えようとするほど、自分自身を追い込んでしまうことがあります。
この記事では、相手を変えようとする心理やうまくいかない理由、無理せず関係を見直す考え方についてお伝えします。
自分の心をすり減らさず、安心できる関係を築けるよう、一緒に整理していきましょう。
相手を変えようとしないほうがいい理由
相手を変えようとしないほうがいい理由は、他人の考え方や行動は、自分の力では変えられないからです。
人にはそれぞれ育ってきた環境や価値観、これまでの経験があります。
自分にとっての「普通」や「当たり前」の基準が、相手にとっても同じとは限りません。そのため、どれだけ丁寧にお願いしても、本人が心から「変わりたい」と思わない限り、行動は変化しづらいでしょう。
たとえば「もっとマメに連絡してほしい」と何度伝えても、相手が連絡の必要性を感じていなければ、その習慣はなかなか変わりません。むしろ、繰り返し変化を求めると、相手との間に溝ができてしまうケースもあるでしょう。
期待すればするほど思い通りにならず、自分ばかりがストレスを抱え疲れてしまう。そんな悪循環を避けるためにも、「相手を変える」よりも「関係のあり方を見直す」ことに目を向けましょう。
なぜ相手を変えたいと思ってしまうのか
相手を変えたいと思ってしまうのは、その人への愛情や期待があるからです。
大切な存在だからこそ、「もっと自分のことを理解してほしい」「気持ちを受け止めてほしい」と強く思うことがあります。
愛情や信頼があるぶん、「好きなら、これくらい直してくれるはず」「私のために変わってくれて当然」と期待してしまうこともあるでしょう
たとえば、「忙しくても少しは連絡が欲しい」と感じたとき、それは相手に関心があるから出てくる感情です。逆に、相手に全く興味がなければ、そもそも「変わってほしい」とは思わないでしょう。
つまり、相手を変えたいという思いの裏には、「もっといい関係性を築きたい」「幸せな時間を一緒に過ごしたい」という前向きな気持ちがあると考えられます。
相手を変えようとし続けることで起こる問題
相手を変えようとし続けると、関係性を良くするつもりでも、かえって悪化させてしまう可能性があります。「彼のために言っているのに」と思っていても、結果的に距離ができてしまうこともあります。
ここからは、具体的にどのような問題が起こるのか見ていきましょう。
ケンカやすれ違いが増える
相手を変えようとする言動は、ケンカやすれ違いを増やす原因の1つです。
自分の価値観を押し付けると、「私が正しい、あなたが間違っている」という構図になり、相手は責められていると感じやすくなります。
関係を良くしたい思いから「もっとこうしてほしい」「なんでできないの」と伝えても、繰り返されると相手は「ありのままの自分を受け入れてもらえていない」と感じ、次第に不信感を募らせてしまいます。
相手が「自分はこのままではダメなんだ」と思うようになると、心の距離が広がり、会話やスキンシップも自然と減っていきます。
「最近、前より会話が減った気がする」「なんとなく一緒にいても気まずい」と感じているなら、それは信頼関係が揺らいでいるサインかもしれません。
信頼関係が崩れていく
相手を変えようとし続けると、信頼関係まで壊れてしまうことがあります。
何度も変化を求められた相手は、「また何か言われるかも」「どうせ否定される」と感じ、自分の気持ちを隠すようになってしまいます。
気づけば、大事なことを相談してもらえなくなったり、上辺だけの会話になったりする場合もあるでしょう。相手のためを思って話しているつもりでも、相手にとっては「受け入れてもらえない場所」になっているかもしれません。
恋愛そのものが苦しくなってしまう
相手を変えようと一生懸命になるあまり、恋愛そのものが苦しくなってしまう場合があります。
相手のことが好きだからこそ、「わかってほしい」「変わってほしい」と願うものです。
しかし、期待しては裏切られる状況が続くと、疲れやむなしさが次第に募っていきます。
「何度言ってもわかってもらえない」「私ばかり頑張っている気がする」という不満が積み重なると、自分だけが消耗してしまうこともあります。
好きで付き合い始めたはずなのに、一緒にいる時間がしんどく感じてしまうかもしれません。
無理なく人間関係を変化させるための具体策
相手の行動や考え方を変化させたいとき、変える対象を「相手」から「自分」にシフトしてみましょう。
「自分が変われば相手も変わる」という言葉があるように、自分の変化によって、関係性が良い方向に変化するケースもあります。
ここからは、具体的な考え方をご紹介します。
感情や価値観をすべて共有しなくてもいい
恋人同士でも、すべての感情や価値観を分かち合う必要はありません。
人にはそれぞれペースがあり、一人で過ごしたい時間や大切にしたい趣味があるからです。
たとえば、あなたは休日に一緒に出かけたいと思っていても、相手は家でゆっくり過ごしたいと感じているかもしれません。
そんなときは、「いつも一緒に過ごさなければいけない」という考えを少し手放してみるのも1つの方法です。
お互いが自分の時間を持つことで心にゆとりが生まれ、一緒にいる時間をより大切に感じられるようになるでしょう。
相手を否定せず、自分の気持ちとして伝える
相手に気持ちを伝えるときは、言い方に気をつけるだけで、関係が変わることがあります。
主語を「あなた」にすると責めているように聞こえてしまい、相手の反発を招きやすくなります。繰り返されると、心を閉ざしてしまうこともあるでしょう。
たとえば、「あなたはいつも連絡をくれない」ではなく、「連絡をもらえると安心する」のようにポジティブに伝えると、相手も受け入れやすくなります。
「〜してもらえると、私は〜と感じる」のように、自分を主語にしたいい方を意識してみましょう。
この伝え方は「アイメッセージ」と呼ばれ、相手を傷つけずに自分の気持ちを伝えるのに役立ちます。
感情的なときは無理に話し合わない
感情的になっているときは、無理に話し合わず、時間をおくことも大切です。
怒りや悲しみに支配されていると冷静な判断ができず、本心ではない言葉をぶつけてしまいがちです。「売り言葉に買い言葉」で、本当は思っていないことまで言ってしまい、後悔した経験がある人もいるかもしれません。
たとえば、相手の一言で傷ついたとき、「今すぐ言い返したい」「この気持ちをわかってほしい」と感じたときは、「少し時間をおいてから話そう」と伝え、その場を離れて深呼吸をする、別のことに意識を向けるなどして、気持ちを落ち着ける時間をとりましょう。
落ち着いて話し合えば、お互い冷静に向き合うことができ、同じ問題でも建設的に話せるようになります。
相手を変えようとせず、安心できる関係を築こう
「彼にわかってほしい」「もっといい関係になりたい」と感じるのは、相手を大切に思っている証拠です。
ただ、相手を変えることは簡単ではありません。だからこそ、自分の考え方や行動を見直すことが、関係をよくする近道になります。
相手にわかってもらえないのは拒絶されているわけではなく、ただ価値観や感じ方が違うだけかもしれません。その違いを受け入れ、自分から歩み寄る姿勢を持つことで、安心できる関係を少しずつ築いていけます。
まずは今日から、できることを1つずつ試してみましょう。
