「今日、泊まっていかない?」
そう言いたいのに、言葉が出てこない。女性から誘うのって、がっついてると思われないかな?軽く見られないかな?そんな不安で、結局何も言えずに終わってしまう。
逆に、彼から誘われたけど今日は疲れてる…でも断ったら傷つけちゃうかな?冷めたと思われるかな?そんな葛藤で、無理して応じてしまう。
セックスの誘い方も、断り方も、実は多くの女性が悩んでいるテーマでもあります。
この記事では、女性目線で「誘いたいときはどう誘えばいい?」「断りたいときはどう伝えればいい?」をシチュエーション別に、具体的なフレーズと一緒にお伝えします。
【誘う編】女性から誘うのは実際どう?男性の本音
まず、一番気になるのがここですよね。「女性から誘うって、男性的にどうなの?」
結論から言うと、ほとんどの男性は「嬉しい!」と答えます。
「自分を求めてくれている」という事実が、男性の自尊心を満たすんです。
「俺のこと、そんなに好きでいてくれるんだ」という喜び。これは、誘われる側じゃないとわからない特別な感情です。
ただし、誘い方次第で印象は変わります。
男性が喜ぶ誘い方のポイント
✓ さりげなく、でも意思は明確に
あまりにストレートすぎると、男性が「え、今?ここで?」と戸惑うこともあります。でも、遠回しすぎると気づいてもらえない。ちょうどいい塩梅が大切。
✓ 「あなただから」という特別感を出す
「今日誰でもいいから」じゃなくて、「あなたとだから」というメッセージが伝わると、男性はより嬉しく感じます。
✓ タイミングを見極める
相手が疲れていたり、仕事で頭がいっぱいだったりするときは、誘っても空回りすることも。リラックスしているタイミングを狙いましょう。
では、具体的なシチュエーション別に見ていきましょう。
シチュエーション別:セックスの誘い方
①付き合いたての彼氏を誘う
付き合い始めて、初めての夜を迎えるとき。彼から誘ってくれるのを待っているけど、なかなか誘ってこない...もしかして、私に興味ないのかな?
そんなとき、女性から誘うのは全然アリです。むしろ、男性側も「嫌がられたらどうしよう」「タイミングがわからない」と悩んでいることが多いんです。
誘い方の例
【遠回しバージョン】
- 「今日、もう遅いし...泊まっていく?」
- 「もうちょっと一緒にいたいな」(手を繋ぎながら)
- 「まだ帰りたくないな...」(上目遣いで)
【ストレートバージョン】
- 「ねえ、今日泊まっていって。一緒にいたい」
- 「キスだけじゃ物足りないな...」(キスしながら)
- 「あなたともっと近づきたい」
【ボディタッチから誘うバージョン】
- キスをしながら、自然に彼の手を自分の体に導く
- ソファで映画を観ながら、彼の膝に頭を乗せる→見つめる
- ハグしたまま「このまま離れたくない」と囁く
顔が赤くなってもいい。言葉が詰まってもいい。そのぎこちなさが、初々しくて愛おしいんです^^
②セフレ・曖昧な関係の相手を誘う
友達以上恋人未満、いわゆる「都合のいい関係」。でも、こちらから毎回誘うのは「都合のいい女」に見えそうで怖い。
このシチュエーションでは、カジュアルさと対等な関係性がポイントです。
誘い方の例
【LINEでカジュアルに】
- 「今日暇?うち来る?」
- 「久しぶりに会いたいな」
- 「今夜空いてたら、飲みに来ない?」
【会っているときにストレートに】
- 「ねえ、今日泊まっていく?」
- 「「この後、どうする?」(意味深な笑顔で)
- 「もう1軒、うちで飲み直さない?」
× NG:「いつでもいいよ!何時でも行くよ!」
◎ OK:「今週の金曜なら空いてるけど、どう?」
自分の予定や都合も伝えることで、「私にも生活がある」というメッセージが伝わります。
対等な関係を保つためには、こちらも選ぶ権利があることを示すことが大切です。
③夫・長年の彼氏を誘う(マンネリ打破)
一緒にいる時間が長くなると、セックスレスになりがち。「今さら誘うのも恥ずかしい」「断られたらショック」...でも、本当は触れ合いたい。
このシチュエーションでは、日常の延長線上で、自然に誘うのがポイントです。
誘い方の例
【日常の中で自然に】
- お風呂上がりに「今日、いい匂いのボディクリーム使ったの。嗅いでみる?」(近づく)
- 一緒にソファでテレビを観ているとき「ねえ、マッサージしてあげようか?」
- 寝る前に「最近、ちゃんとハグしてないよね」(抱きつく)
【サプライズ要素を入れて】
- 新しい下着を買って、さりげなく見せる
- 「今日、早く帰ってきて。楽しみにしてるから」とLINE
- キャンドルを灯して、ワインを用意して待つ
【ストレートに気持ちを伝える】
- 「最近、あなたとちゃんと触れ合ってないなって思って。寂しかった」
- 「久しぶりに、2人の時間を大切にしたいな」
- 「わたしのこと、まだまだ女として見てほしい」
たとえば...
◎ 照明を暗くして、恥ずかしさを軽減する
◎ お酒の力を少し借りる(飲みすぎは禁物)
◎ 「恥ずかしいけど、でも伝えたかった」と正直に言う
【断る編】女性から断るのは実際どう?男性の本音
誘う編と同じくらい、いやもしかしたらそれ以上に気になるのが「断ったら、男性はどう思うの?」ですよね。
正直に言うと、断られるのは男性にとって傷つく経験です。 でも、それは「断られたこと」自体よりも、「断られ方」や「その後の態度」に左右されます。
男性が語る「断られたときの本音」
✓ 理由がわかれば、納得できる
「ただ『無理』とだけ言われると、『俺のこと嫌いなのかな』『魅力がなくなったのかな』と不安になる。でも『疲れてる』『体調悪い』って理由があれば、『そっか、仕方ないな』って思える」
✓ 無理してされるより、正直に言ってほしい
「義務感でされるのが一番辛い。明らかに嫌そうな顔されたり、されるがままって感じだと、すごく申し訳ない気持ちになる。断ってくれた方が、お互いのためだと思う」
✓ 次の機会を匂わせてくれると安心する
「『今日は無理』だけだと、『もう俺に興味ないのかな』って思っちゃう。でも『明日ならいいよ』『週末ゆっくりしよう』って言われると、『ああ、今日がダメなだけなんだ』って安心する」
✓ 曖昧な態度が一番困る
「『うーん...どうしようかな...』って曖昧にされると、誘い続けていいのか、諦めるべきなのかわからない。Yes か No、ハッキリしてほしい」
✓ 断った後も普通に接してほしい
「断られた後、何日も気まずい雰囲気が続くと、『俺、何か悪いことしたのかな』って落ち込む。翌日普通に話しかけてくれたり、LINEくれたりすると、『ああ、大丈夫なんだ』ってホッとする」
つまり、断ること自体は問題じゃない。断り方と、その後のフォローが大切ということなんです。
では、具体的にどう断ればいいのか、シチュエーション別に見ていきましょう
シチュエーション別:セックスの断り方
①疲れているとき・気分じゃないとき
一日中働いて、クタクタで帰宅。お風呂入ってすぐ寝たい...そんなときに彼から誘われたら?
無理して応じる必要は、ありません。大切なのは、相手を傷つけずに、自分の状態を伝えることです。
断り方の例
【やんわりバージョン】
- 「ごめんね、今日すごく疲れちゃって...次でもいいかな?」
- 「今日はハグだけで許して。疲れすぎて動けない...」
- 「今日は早く寝たいの。また今度ゆっくりね」
【ストレートバージョン】
- 「今日は本当に無理。体が限界なの」
- 「ごめん、今日は1人でゆっくり寝たい気分」
【「次」を提案するバージョン】
- 「今日は疲れちゃったけど、週末ならゆっくりできるよ」
- 「明日休みだから、明日の夜がいいな」
- 「次の約束しよう。それまで楽しみにしててね」
×「そういう気分じゃないから」(理由を言わずに拒絶)
× 無言で背を向ける(コミュニケーション拒否)
理由を伝えずに断ると、相手は「俺が嫌いになったのかな」「魅力がなくなったのかな」と不安になります。「疲れてるだけで、あなたが嫌なわけじゃない」というメッセージを伝えることが大切です。
②生理のとき
生理中のセックス、人によって考え方は様々。でも、無理にする必要はありません。
断り方の例
【正直に伝えるバージョン】
- 「ごめん、今日生理なの」
- 「今日生理中だから、また今度ね」
【少し濁すバージョン】
- 「今日はちょっと体調が...また今度でもいい?」
- 「今日は無理な日なの。わかってくれる?」
男性が理解しやすい伝え方
生理のことを理解していない男性が多いことも実情です。「どのくらい辛いか」「なぜダメなのか」を簡単に説明すると、理解が深まりますよ。
「生理痛がひどくて、正直動くのも辛いの」
「生理中は体が敏感で、触られるだけでも不快に感じちゃうことがあるの」
などのような、あなたの体調を具体的に伝えてあげましょう。
代替案の提案
「セックスは無理だけど、他のスキンシップならOK」という場合は、代替案を提案するのもアリ。
たとえば...
「今日は一緒に寝るだけでもいい?」
「ハグやキスならしたいな」
「あなたが良ければ、私があなたを気持ち良くすることはできるよ」(手や口でのサービス)
③体調不良・痛みがあるとき
風邪気味、頭痛、腹痛、または前回のセックスで痛みが残っている...そんなときは、絶対に無理をしないでください。
断り方の例
【体調不良の場合】
- 「ごめん、今日風邪っぽくて...うつしたくないから」
- 「頭痛がひどくて、今日は無理そう」
【痛みがある場合】
- 「この前ちょっと痛かったから、今日は控えたいな」
- 「実は最近、痛みを感じることがあって...」
具体的に何がダメかを伝える方法
「痛い」だけでは、相手は何が原因かわかりません。具体的に伝えることで、次回以降の改善にもつながります。
たとえば...
「挿入が痛いから、今日は無理」
「激しい動きが辛いから、今日は優しくしてほしい」
「この体位は痛いから、別の体位にしてもらえる?」
我慢しないで伝える大切さ
「彼を満足させなきゃ」「断ったら嫌われるかも」...そんな気持ちで無理をすると、体だけでなく心も傷ついていきます。
本当にあなたを大切に思っている相手なら、あなたの体調や気持ちを尊重してくれるはずです。我慢して応じることは、長期的には関係を悪化させかねません。我慢せずに、勇気を出して伝えましょう。
④単純に嫌・気持ちが冷めているとき
一番難しいのが、このシチュエーション。「したくない理由が、自分にある」場合です。
関係を続けるなら:やんわり断る方法
一時的に気持ちが離れているだけで、関係自体は続けたい場合。
「今日はそういう気分じゃないの。ごめんね」
「ちょっと1人になりたい気分」
「最近疲れてて、セックスする気力がないの」
などと伝えるといいですね。
ただし、これが続くと相手も察します。根本的な問題があるなら、一度ちゃんと話し合う時間を作ることも必要です。
関係を終わらせたいなら:キッパリ断る方法
もう関係を続けたくない、セフレを卒業したい、別れを考えている...そんな場合は、曖昧にせずハッキリ伝えることも大切。
「ごめん、もうこういう関係は続けられないと思う」
「私たち、一度ちゃんと話し合った方がいいと思う」
「正直に言うね。もう気持ちが冷めてしまったの」
このようにキッパリ断ることは、相手にとっても優しさです。曖昧にズルズル続けることで、お互いの時間を無駄にするよりも、ハッキリ終わらせる勇気も時には必要。
断られた・断ったあとの気まずさを解消する方法
誘ったり断ったりした後、一番怖いのが「気まずい空気」ですよね。
男性から断られたときの対処法
勇気を出して誘ったのに断られた...傷つきますよね。でも、断られることは悪いことじゃありません。
相手にも体調や気分、仕事の疲れがあります。断られたからといって、「私に魅力がない」「嫌われた」というわけではないんです。むしろ、お互いに「今日は無理」と正直に言い合える関係の方が、長続きする健全な関係と言えます。
✓やってはいけないこと
- 不機嫌になる
- 「私に魅力ないってこと?」と責める
- 何日も無視する
✓やるべきこと
- 「わかった、また今度ね」と軽く流す
- 相手の理由を尊重する
- 普段通りに接する
男性も、断るのは勇気がいるんです。「断ったら傷つけちゃうかな」「嫌われるかな」と悩んでいます。あなたが軽く受け流すことで、「ああ、わかってくれたんだ」と安心します。
自分が断った後のフォロー方法
断った後、「嫌われたかな」「怒ってないかな」と不安になることもありますよね。
✓フォローの方法
- 翌日、何事もなかったように「おはよう」とLINE
- 「昨日はごめんね。体調悪かっただけだから、気にしないでね」と一言添える
- 次に会ったとき、いつも通りに接する
- 余裕があれば、次は自分から誘ってみる
「断ったけど、あなたのこと嫌いになったわけじゃない」というメッセージを伝えることが大切です。
次につながる空気作り
断ったり断られたりしても、それで関係が終わるわけじゃありません。むしろ、お互いの気持ちや体調を尊重できる関係は、より健全で長続きします。
「今日はダメだったけど、次はいつにする?」
「週末ならゆっくりできるから、楽しみにしててね」
こうやって「次」を示すことで、「今回はダメだったけど、また機会はある」と相手に安心感を与えられます。
まとめ:誘うのも断るのも、あなたの権利
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
セックスは、2人の合意があって初めて成り立つもの。どちらかが無理をしたり、我慢したりする必要はありません。
そして、誘いたいときは、誘っていい。
「女性から誘うのは恥ずかしい」「がっついてると思われる」...そんな古い価値観は、捨ててしまいましょう。あなたが誘うことは、相手への愛情表現。自信を持って。
また、断りたいときは、断っていい。
「断ったら嫌われる」「相手を傷つける」...そう思って無理をする必要はありません。あなたの体と心は、あなたのもの。自分を大切にしてください。
大切なのは、コミュニケーション。
誘うときも、断るときも、相手を思いやりつつ、自分の気持ちを伝える。それが、より良い関係を築く第一歩です。
あなたとパートナーの関係が、もっと心地よく、もっと幸せなものになりますように。
