花に囲まれた女性の足

生理中の脱毛はNG?控えた方がいい理由と適したタイミングとは

2024.07.09
この記事のポイント
  • 生理中の脱毛はNG?
    結論から言うと脱毛は控えた方が良いです。なぜなら、肌トラブルや痛みを感じやすいなど様々な理由があります。

  • 脱毛するのに最適なタイミング
    脱毛におすすめなタイミングは「生理後3日〜排卵まで」。肌状態が整い、脱毛するのにオススメです。

  • どうしても生理中になってしまった場合の注意点
    生理中であることを伝え、タンポンを使用するなど対策してから脱毛しましょう!
  • 見た目を整えるだけでなく「自己処理を楽にしたい」「生理中でも快適に過ごしたい」など、セルフケアの一環としてサロンやクリニックでの脱毛を始めている方も多いのではないでしょうか。
    そこで気になるのが、生理中の脱毛について。

    サロンやクリニックだと定期的に通う必要があり、施術日に生理が重なってしまうことも考えられますよね。

    この記事では、生理中の脱毛に関するお悩みや疑問について詳しく紹介していきます。
    生理中でも快適な生活を送るために、ぜひ参考にしてみてください。

    生理中に脱毛してもいい?

    脱毛する女性の足と脱毛器

    サロンやクリニックの脱毛予約日と生理の日が被ってしまった場合、一体どうしたらいいのでしょうか?
    生理中の脱毛は、施設によって対応が異なります。一部のみ施術が可能なところもあれば、予約の変更が必要なところもありますので、事前に確認しておきましょう。

    一般的にVIOとヒップの施術は受けられない

    生理中は、VIOとヒップの施術は受けられないのが一般的です。
    経血がベッドや脱毛機に付着する可能性が高く、感染症が広がる危険性が増すなど、衛生面の観点から、ほとんどのサロンやクリニックでは施術できません。
    VIOとヒップ以外の部位の場合、クリニックであれば、生理中でも施術を受けられることが多いです。
    クリニックでは医師や看護師が施術を担当するため、生理中に体調不良や肌トラブルなど、不測の事態が起きた場合にも対応できます。
    一方、サロンなど、クリニック以外のところで脱毛の施術を受ける場合、生理中はどの箇所であっても施術を受けることが難しいでしょう。
    エステサロンでは、医師・看護師が在籍していません。そのため、生理中の脱毛や脱毛によって生じた皮膚トラブルへの対応が難しいです。
    クリニックで施術を受ける場合、VIOとヒップ以外であれば脱毛ができることも多いですが、生理中は肌トラブルのリスクが高まるためできるだけ避けた方が良いでしょう。

    生理中の脱毛は控えた方がいい理由

    不満そうな似顔絵をフェムゾーンにかざす女性

    VIOとヒップ以外であれば、生理中でも脱毛ができるサロンやクリニックがあるとはいえ、生理中はさまざまなリスクが高まるため、できるだけ避けた方が良いでしょう。

    ここからは、生理中の脱毛で起こりうるリスクについてご紹介します。

    肌トラブルが起きる可能性が高い

    生理中は肌トラブルが起きる可能性が高まります。
    ホルモンバランスの影響で、生理中の肌は普段よりもデリケートです。

    皮脂の分泌が増え、吹き出物が増えることもあります。また、生理中の肌は水分量が低下し乾燥しやすくなります。

    肌のバリア機能が低下しているため、外からの異物が肌へ侵入しやすい状況です。
    脱毛は肌への負担が大きいため、施術や施術前の自己処理によって、生理中の敏感な肌・乾燥している肌にダメージを与えてしまう可能性が高いのです。

    普段あまり肌トラブルを起こさない方でも、生理中に施術を受けると肌の赤みや、やけどなどを引き起こす可能性もあります。
    VIO・ヒップ以外の箇所の脱毛をする場合でも、肌トラブルを招くおそれがあることを認識しておきましょう。

    レーザー照射時の痛みを感じやすい

    肌が敏感で乾燥しやすい生理中は、痛みを感じやすい方がいます。
    生理中はストレスにより、痛みに敏感になる傾向があります。

    痛みの感じ方や肌の状態には個人差がありますが、通常の強度でレーザーを照射しても、いつもより痛みを強く感じやすく、肌がヒリヒリすることもあります。

    レーザー照射の強さを調整できますが、弱くすることで、脱毛の効果が十分に現れない可能性もあります。
    脱毛で痛い思いをすることのないよう、できる限り生理中の脱毛は避けた方がいいでしょう。

    感染症のリスク

    生理中のVIO脱毛は不可というサロンやクリニックが多い理由は、経血を介して施術を行うスタッフや他の利用者に、感染症をうつしてしまう可能性があるからです。

    生理中はホルモンバランスの変化で一時的に免疫が低下している状態で、とくに、VIOのような粘膜が近いフェムゾーンは、感染症にかかる可能性が高いと言われています。

    生理中のフェムゾーンの脱毛により、経血が漏れたり、機器や設備に経血がついてしまう可能性もあります。また、血液を介して施術を担当するスタッフや他の利用者に感染症をうつしてしまうかもしれません。

    また、フェムゾーン以外の部位の施術でも、体勢によっては経血が伝い漏れしてしまうこともあるでしょう。

    ナプキンをつけていますし、経血量や体調によるため、可能性は低いのではと思うかもしれませんが、念のために、生理中以外に脱毛をすることをおすすめします。

    脱毛するならどのタイミングが良い?

    ナプキンの上に出血を表現したバラ

    サロンやクリニックでの施術はもちろん、セルフ脱毛においても、適したタイミングはあるのでしょうか?
    脱毛するのに適したタイミングについて、「生理前」「生理中」「生理後」の3つに分けて解説します。

    【生理前】PMSなどの症状が出やすいため避けた方がベター

    生理がくる前のタイミング、とくに生理1週間前は、PMS(月経前症候群)など精神的・身体的な症状が出やすい時期です。また、ホルモンバランスが変化し、肌トラブルが起きやすい時期といえるため、脱毛を受けるにはあまり好ましくありません。

    場合によっては、普段よりも痛みを強く感じてしまったり、気分が悪くなったりすることもあるでしょう。

    また、自己処理によって肌を傷つけてしまい、赤みや炎症など、肌トラブルにつながることもあります。

    生理前はプロゲステロンというホルモンが分泌されますが、プロゲステロンは、紫外線から肌を守る働きがある、「抗菌ペプチド」の分泌を抑えてしまいます。

    「抗菌ペプチド」は、肌を修復する働きもあるため、脱毛後の赤みが普段よりも治りにくくなってしまうこともあるでしょう。

    そのため、体調の変化を感じる時期は、生理前の脱毛は避けた方がベターです。

    【生理中】脱毛効果に影響が出る可能性も

    ホルモンバランスが崩れやすい生理期間中は、脱毛効果に影響が出やすい時期です。
    脱毛は、ムダ毛の「成長期」にレーザーが照射されると効果的ですが、生理中のホルモンバランスの乱れにより、毛周期に影響を与えることもあり、脱毛の結果を十分に得られない可能性もあります。

    また、生理中は痛みや肌トラブルのリスクを軽減するために、照射の出力を調整することがあります。出力が下がれば脱毛効果も下がるため、効果が十分に得られないかもしれません。

    そのため、脱毛の効果を十分に得るためにも、生理中の脱毛は控えることをおすすめします。

    生理がほぼ終わりかけの場合、施術を受けられるサロンやクリニックもあります。ただ、生理終わりかけの場合でも、まだホルモンバランスが不安定のため、肌トラブルや痛みが出てくる可能性があります。

    生理中もできれば脱毛を控えることをおすすめしますが、肌やカラダの調子を見ながら、脱毛の時期を相談するといいでしょう。

    【生理後】脱毛する最適なタイミング

    脱毛するタイミングとしては、生理後の期間が最もおすすめです。とくに、生理後3日〜排卵までの間がおすすめです。

    生理が終わってから約1週間後、体内では女性ホルモンの1種であるエストロゲンが増加します。エストロゲンが活性化すると肌の内部でコラーゲンが生成され、肌の水分量やハリ・弾力などが向上して肌の状態が安定します。

    そのため、生理後3日〜排卵までの期間は、肌の状態が整っているタイミングです。
    肌の状態が整っていると、脱毛による熱や刺激で肌トラブルを引き起こすリスクが抑えられます。

    カラダや肌への負担を最小限にするためにも、できるだけ生理後3日〜排卵までの時期に脱毛をすることをおすすめします。

    ただ、体調や肌の状態には個人差があります。生理後に肌の状態が安定していないこともあるので、肌の状態を確認してから施術を受けるといいでしょう。

    生理中にサロンやクリニックで脱毛する際の注意点

    顔の脱毛をする女性と看護師の手

    なるべく生理中の脱毛は控えた方がいいですが、予約の都合や、スケジュールの都合上、どうしても施術を受けたいという方もいるでしょう。
    ここからは、生理中にサロンやクリニックで脱毛する際の留意点を解説します。

    生理中であることを伝える

    まず、生理中にVIOとヒップ以外の箇所を脱毛する際は、必ず施術を行うスタッフに生理中であることを伝えましょう。

    黙っていればバレないのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、黙っていても気づかれる可能性が高いので、必ず伝えておきましょう。

    先述の通り、生理中は普段よりも肌が敏感になっているため、痛みや肌トラブルのリスクが増します。
    生理中であることを事前に伝えていれば、肌の状態や痛みを確認しながらレーザーの出力を調整してくれます。

    生理中であることを伝えたうえで、施術後に注意すべきことがあるかもスタッフに聞いておくと安心です。

    タンポンを使用する

    生理中に施術を受ける際は、タンポンや夜用ナプキンの使用がおすすめです。通常の施術時は用意されている脱毛専用のガウンや紙ショーツに着替えます。ただ、一般的に生理中の場合は自分のショーツを履くことがほとんどです。

    脱毛中は仰向けになる時間も多く、頻繁に体勢を変えたり少し無理な姿勢をとったりする場合もあるため、経血が漏れ出てしまうおそれがあります。

    施術台を汚すリスクや感染症のリスクを回避するため、タンポンや夜用ナプキンを使用し、経血が漏れてしまわないように十分配慮しましょう。
    パンツ型のナプキンや吸水ショーツも最近は多く販売されています。脱毛時は、自宅から持参した吸水ショーツなどに履き替え、着用する方法もあります。

    どの方法でも、サロンやクリニックが汚れてしまわないようにし、施術が受けられる条件を確認しておきましょう。

    キャンセルする場合はペナルティに注意

    生理により施術の予約を直前にキャンセルする場合は、キャンセル料などのペナルティがあることが一般的です。サロンやクリニックによって、生理中の施術可能な部位は異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

    また、全身脱毛や複数箇所などのセットプランの場合、VIOは後日照射可能なところや、1回分照射扱いになるところなど、対応はさまざまです。

    そのため、事前にキャンセル期限やペナルティ、キャンセル方法、後日照射の場合は、いつ頃から照射可能なのかなど、確認しておきましょう。

    施術を予約した日に生理が重なりそうなときや、生理が突然きてしまったときは、わかった時点でサロンやクリニックへ連絡しましょう。

    生理周期を確認しつつ、生理が重なってしまいそうなときは、早めに判断し、前日までに予約変更の連絡をしておくのも1つの方法です。

    生理中の脱毛は控えた方がいい!自分の体調を第一に考えましょう

    月経を表現した赤いガーベラと女性の下半身

    生理中の女性のカラダはとてもデリケートです。生理中の脱毛は、肌トラブルを起こす可能性があったり、痛みを強く感じたりすることもあります。

    とくに、サロンやクリニックでの施術には感染症のリスクも伴います。脱毛と生理の予定が重なると、焦ってしまうかもしれませんが、必ず事前にスタッフへ伝え、相談しましょう。

    また、トラブルを避けるためにも、脱毛の効果を高めるためにも、脱毛はできるだけ生理後3日~排卵までの間に行うのがおすすめです。

    脱毛は、自分を大切にするためのセルフケアの一環です。
    無理をせず、万全な体調やタイミングで行いましょう。

    この記事を書いた人

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    オドリバ編集部

    「オドリバ」は女性の悩みに寄り添うメディア。性・カラダ・こころをメインテーマに、ライフステージを駆け上がる女性たちがひと休みできる「踊り場」のように、こころの拠り所になることを目指し誕生しました。

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