ペンと持ってノートに書き込もうとする女性の手

愛される女性は知っている。“自分の取扱説明書”の作り方【特典ワークシート付き】

2025.08.24

「なんでわかってくれないの?」「どうして私の気持ちに気づいてくれないの?」
恋愛や人間関係で、そんなもどかしい気持ちになったことはありませんか?

実は私も以前は、「察してほしい」「分かってほしい」と思う気持ちばかりが強くて、なかなか思うような関係を築けずにいました。でも、ある日気づいたんです。
愛される女性は”分かってもらえるのを待つ”のではなく、「私はこういう人間です」と、自分の取扱説明書を差し出せる人だということを。

何が嬉しくて、どこで傷ついて、何に安心するのか。
それを自分で理解し、優しく伝えられる女性は、男性からすると驚くほど分かりやすくて、愛しやすい存在なんです。
今日は、そんな「自分の取扱説明書」の作り方を、具体的にお伝えしていきます。

なぜ本音がわからないと愛されにくいのか

愛されるコミュニケーションに必要なのは、まず【自分の本音がわからない】状態を終わらせることです。

「なんかモヤモヤするけど、何がイヤなのかわからない」
「どうして悲しいのか、自分でもうまく説明できない」

こんな状態では、当然、相手にも伝わりませんよね。

察してもらうのは実は「重い」こと

私たちは無意識に「察してほしい」と思ってしまいがちですが、これって男性にとってはかなり重圧なんです。
なぜなら、

  • 推測で行動して外れたら、女性が傷つく可能性がある
  • 毎回「気持ちを読み取る」プレッシャーを感じてしまう
  • 「正解」がわからないため、だんだん距離を置きたくなる
  • でも、自分の本音を知って男性に伝えることができれば、
    「察してほしい」から「こうしてほしい」に変わり、関係は驚くほどスムーズに
    なります。

    自分の本音を知ることで変わること

    あなたが自分の本音がわかるようになると、こんな変化が起こります!

    【Before(本音がわからない状態)】
  • 「なんとなく嫌」「どことなく違和感」
  • 相手に期待するけど、何を期待しているか不明確
  • 関係に不満があっても、改善点が見えない

  • 【After(本音がわかる状態)】
  • 「私は○○されると嫌だと感じる」
  • 「私は△△してもらえると嬉しい」
  • 具体的なお願いができるため、関係が改善しやすい
  • 自分の取扱説明書を作る3つのメリット

    「取扱説明書なんて、なんだか機械的で冷たい感じがする…」
    そう思う方もいるかもしれません。

    でも実際に作ってみると、これが驚くほど温かい関係を築くためのツールになるんです。

    自分を理解し、それを相手に伝えることで生まれる変化は、想像以上に大きなもの。
    具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。

    メリット1:すれ違いが減る

    たとえば、「仕事が忙しいときは連絡を減らしたい」と知らせておけば、相手は"嫌われたのかな?"と不安にならずに済みますよね。

    逆に、事前に共有していないと「冷たくなった」と誤解され、不要なケンカにつながることも。

    お互いの「当たり前」が違うからこそ、あらかじめ伝えておくことで誤解を防げるんです。そのためにはまず、自分が自分を理解してあげること。

    メリット2:お互いが安心できる

    もしあなたが「落ち込んでいるときは、そっとハグしてくれると安心する」と具体的に要望を伝えることができたら、相手は迷わず行動できます。

    自分も相手も、"どう接すればいいか"という不安が減り、関係が安定します。

    境界線(自分が「ここまではOK、ここからは嫌」という心の線引きのこと)
    安心ポイント(自分が「これをしてもらえると心が落ち着く」という具体的な行動や言葉のこと)
    が明確になることで、お互いが自然体でいられる関係が築けるのです。

    メリット3:愛されやすくなる

    人は、わかりやすい人を大切にしやすいもの。
    例えば「急な予定変更が苦手」と伝えておけば、相手は配慮してくれるようになり、その思いやりが信頼と愛情を深めます。

    つまり、相手がこちらの取扱説明書を理解して行動してくれると、その行為自体が「大事にされている」という安心感や信頼感につながり、結果的に愛情も深まる。
    このように、相手にとって「接しやすい人」になることで、自然と大切にされる存在になれるんです。

    これは恋愛だけでなく、友人関係や職場でも同じです。「この人とはどう付き合えばいいか」が明確になることで、余計なストレスや誤解が減り、自然と良い関係が育っていきます。

    【実践編】取扱説明書の作り方5ステップ

    それでは、実際に自分の取扱説明書を作ってみましょう!1回で一気に完成させることはほぼ不可能なので
    スマホのメモ機能などを使って、思いついた時に追記していくのがおすすめです。

    ステップ1:嬉しいことリストを作る

    「これをしてもらえると心から嬉しい!」を思いつくままに書き出します。

      例:

    • メッセージの返信が早い
    • 小さな変化に気づいてくれる(髪型、ネイル、服装など)
    • 「お疲れさま」と声をかけてくれる
    • 一緒にいる時、スマホを触らずに話を聞いてくれる
    • 私の好きな食べ物を覚えていてくれる
    • 予定を立てる時、私の意見も聞いてくれる
      書き出すコツ:

    • 恋愛に限らず、友人や家族との関係も含めて考える
    • 過去に「嬉しかった」と感じた瞬間を思い出す
    • 小さなことでもOK(「ドアを開けて待っていてくれる」など)

    ステップ2:傷つくことリストを正直に書く

    「これをされると心が沈んでしまう」を素直に書き出しましょう。

      例:

    • 約束を守らない(時間に遅れる、ドタキャンなど)
    • 忙しさを理由に長期間連絡を絶つ
    • 人前で私を否定したり、からかったりする
    • 私の話を聞かずにアドバイスを始める
    • 感情的に怒鳴る
    • 私の大切な人(家族・友人)を悪く言う
      注意点:

    • 「わがまま」と思わずに、素直な気持ちを書く
    • 相手を責めるのではなく、自分の感情として捉える

    ステップ3:安心できることリストを作る

    「これをしてくれると心が落ち着く」という行動や言葉を書きましょう。

      例:

    • 不安な時に「大丈夫?」と声をかけてくれる
    • 静かに抱きしめてくれる
    • 話を最後まで聞いてから意見を言ってくれる
    • 「味方だよ」と言葉で伝えてくれる
    • 一緒にいる時間を大切にしてくれる
    • 私のペースに合わせてくれる

    ステップ4:大切にしている価値観を明確にする

    恋愛や生活で絶対に外せない軸を整理します。

      例:

    • お互いを一人の人間として尊重する
    • 嘘をつかない、隠し事をしない
    • 困った時は支え合う
    • お互いの成長を応援し合う
    • 感謝の気持ちを言葉で伝え合う
    • プライベートな時間も大切にする
    • 私のペースに合わせてくれる

    ステップ5:苦手・避けたいことを整理する

    関係を壊さないためにも、あらかじめ共有しておきたいことをリストアップ。

      例:

    • 過度な束縛(GPS確認、交友関係への干渉など)
    • 感情的な言い合い(冷静に話し合いたい)
    • お金に関するルーズさ
    • 清潔感のなさ
    • ギャンブル
    • 私の仕事や夢を軽視すること

    愛される伝え方の5つのコツ

    作った取扱説明書も、伝え方次第で相手の受け取り方が大きく変わります。
    「押し付け」ではなく「お願い」として伝えることがポイントです。

    コツ1:主語を自分にする
    ❌ NG例:「男性はこうするべき」「普通は○○でしょ」
    ⭕ OK例:「私は○○が好き」「私は○○が苦手なの」

    コツ2:命令形は絶対に避ける
    ❌ NG例:「こうして!」「○○はダメ!」
    ⭕ OK例:「こうしてもらえると嬉しい」「○○は少し苦手なの」

    コツ3:欠点もユーモアを交えて
    例:
    ・「朝は機嫌が悪いです。コーヒーで起動します」
    ・「方向音痴なので、デート先までの送迎があると助かります」
    ・「甘いものを見ると理性が飛びます」

    コツ4:理由も一緒に伝える
    例:
    ・「連絡がないと不安になるの。大切な人だから、安心していたくて」
    ・「時間を守るのを大切にしているの。お互いを尊重し合いたいから」

    コツ5:相手の取扱説明書も聞く
    例:
    ・「私の取扱説明書をシェアしたけど、あなたはどんなことが嬉しい?どんなことが苦手?」
    ・一方的ではなく、お互いの説明書を交換することで、より深い理解が生まれます。

    実際に使ってみよう!シーン別活用法

    デートの時
    彼への伝え方例:
    「私、実は人混みが苦手で疲れやすいの。もし疲れた顔をしていたら、少し休憩を提案してもらえると嬉しい。遠慮しちゃうタイプだから」

    喧嘩になりそうな時
    自分の取扱説明書を思い出す:
    「私は感情的になると冷静に話せないから、少し時間をもらって整理してから話し合おう」

    関係が深まってきた時
    お互いの説明書をアップデート:
    「最近気づいたんだけど、私は○○されるとすごく安心するみたい。今度試してもらえる?」

    よくある疑問と回答

    Q1:「わがままだと思われませんか?」
    A:伝え方次第です。「私はこういう人間です」を優しくシェアすることで、むしろ「正直で信頼できる人」という印象を与えられます。
    わがままな人は、自分のことを客観視できていませんが、あなたは自分を理解している素敵な女性なんです。

    Q2:「相手に合わせすぎて、自分がわからなくなってしまいます」
    A:まさに取扱説明書が必要な状態です。一度立ち止まって「本当の自分」を見つめ直し、「これは譲れない」「これは大丈夫」という境界線を明確にしましょう。自分軸がしっかりしていると、適度な妥協も健全にできるようになります。

    Q3:「相手が取扱説明書を聞いてくれません」
    A:まずは小さなことから始めてみてください。「私、実は○○が苦手なの」程度の軽い情報から。それでも全く聞く耳を持たない相手なら、その関係性自体を見直すタイミングかもしれません。

    【実体験】取扱説明書で変わった私の恋愛

    私自身、以前は「察してほしい」タイプでした。

    彼が私の誕生日を忘れた時、あまりにも悲しくて、「普通覚えているでしょ!」と心の中で怒り、それを察してもらえないことにまた腹を立てる…そんな悪循環を繰り返していました。

    でも取扱説明書を作ってから、「私、記念日をとても大切にするタイプなの。カレンダーに入れておいてもらえると嬉しい」と素直に伝えるようになりました。

    すると彼から「そっか、大切にしているんだね。今度からちゃんと覚えておく」と言ってもらえて、それ以来、小さなお祝いも忘れずにしてくれるようになったんです。

    察してもらうのを待つより、伝える方がずっと早くて確実だということを、身をもって実感しました。

    まとめ:心地よい愛され方を見つけよう

    自分の本音を知ることは、自分を大切にする第一歩です。
    そしてそれを相手とシェアすることで、愛はもっと深く、もっと安定したものになります。
    取扱説明書は一度作ったら終わりではありません。人は成長し、変化していくものだから、定期的に見直して、アップデートしていくことが大切です。

    今日からできる小さな一歩:
  • スマホのメモ帳に「私の嬉しいこと」を3つ書いてみる
  • 今度パートナーや大切な人と話す時、1つでも本音をシェアしてみる
  • 「私は○○な人です」と自己紹介に加えてみる
  • あなたも今日から、自分の取扱説明書を書きはじめてみませんか?

    その一歩が、あなたと大切な人との関係を、もっと優しく、もっと心地よいものにしてくれます。
    そして何より、自分自身をもっと好きになれるはずです。

    愛される女性は、まず自分を理解し、大切にしている女性。
    あなたもその仲間入りをして、本当の意味で愛される人になりましょう。

    【特典】自分の取扱説明書ワークシート

    記事を読んだあなたに、すぐに実践できるワークシートをプレゼント!
    このテンプレートに沿って書いていけば、あなただけの取扱説明書が完成します。

    【特典】自分の取扱説明書ワークシートをダウンロードする

    自分の取扱説明書テンプレート

    1. 基本情報

    ニックネーム(呼ばれたい名前):_________
    性格をひとことで言うと:___________

    2. 嬉しいこと(されると元気が出る)

    例:褒めてもらえる
    例:メッセージにすぐ返事がある
    例:小さな変化に気づいてもらえる

    3. 傷つくこと(避けてほしいこと)

    例:約束を守らない
    例:気持ちを無視される
    例:忙しいからと理由もなく連絡を絶つ

    4. 安心できること(そばにいると落ち着く行動)

    例:「大丈夫?」と声をかけてくれる
    例:抱きしめてくれる
    例:話を最後まで聞いてくれる

    5. 大切にしている価値観

    例:お互いを尊重する
    例:嘘をつかない
    例:感謝を伝える

    6. 苦手・避けたいこと

    例:束縛
    例:感情的に怒鳴る
    例:否定から入る会話

    7. 特記事項(ユーモアOK!)

    例:朝は機嫌が悪いのでコーヒー必須
    例:お腹が空くと元気がなくなる
    例:映画を見るときは話しかけないでほしい

    書き方のコツ

    欠点も包み隠さず書くことで、相手にとって接しやすい人に
    完璧を装うより、弱い部分も含めて伝える方が親しみやすさが生まれます!

    できるだけ短く具体的に
    「優しくしてほしい」より「疲れている時は『お疲れさま』と声をかけてほしい」の方が相手にとってわかりやすい!

    ユーモアを交えると、渡したときの空気がやわらかくなります
    重い話になりがちな内容も、クスッと笑えるポイントがあると受け取りやすくなります!

    活用のヒント

  • スマホのメモ帳にコピーして、思いついた時に追加・修正
  • パートナーとお互いの取扱説明書を交換してみる
  • 定期的に見直して、成長に合わせてアップデート
  • 友人関係や職場でも応用できる内容は積極的に活用
  • このワークシートを使って、あなただけの取扱説明書を完成させてくださいね。
    きっと大切な人との関係が、もっと心地よいものになるはずです。

    この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。素敵な関係を築いていく応援をしています!

    この記事を書いた人

    編集部ライター マホサムネイル

    編集部ライター マホ

    WEBライター。“自分らしく生きる”をテーマに、性・恋愛・メンタルヘルスを中心に記事を執筆。自分の言葉で丁寧に表現することを大切にしています。

    この記事をSNSシェアしよう

    関連記事