「また傷つくかも…」が頭から離れない夜に読む、恋愛トラウマの話

2026.01.10

「恋愛のトラウマが原因で、関係を進められない」
「いい人と出会えたのに、急に怖くなって距離を取ってしまう」
「付き合えそうになると、自分から終わらせたくなる」

そんなふうに感じて、「私っておかしいのかな」と検索してここに辿り着いたあなたへ。

過去の恋愛で傷ついた経験があると、次の恋が“幸せになりそうなほど”怖くなることがあります。
それは意志が弱いからでも、忘れられていないからでもなくて、心がもう二度と同じ痛みを味わわないように、あなたを守ろうとしている反応です。

この記事では、恋愛トラウマがあるときに起きやすい心の動き(なぜ関係を進められなくなるのか)を整理しながら、少しずつ安心して恋愛できるようになるための考え方を、具体的にお話しします。

まず最初に覚えておいてほしいのは、過去に誰かから向けられた言葉や態度は、「あなたの真実」ではなく、「相手の見方の一つ」だった可能性があるということです。

なぜ恋愛トラウマがあると、関係を進められなくなるのか

過去の恋愛で深く傷ついた経験があると、
新しい恋が始まりそうになったときに、心が強く警戒するようになります。

それは、「もう好きになれないから」でも
「前の恋を引きずっているから」でもありません。

むしろ逆で、
同じ痛みを二度と味わわないために、心が先回りしてブレーキをかけている状態です。

たとえば、

  • 以前の恋で、嘘をつかれたり、裏切られたりした
  • 自分の外見や身体的なことで、否定的な言葉を向けられた
  • 大切にされていないと感じる場面が続いた

こうした経験があると、心の中にはこんな前提が残ります。

「親しくなったら、また傷つくかもしれない」
「距離が近づいたら、また否定されるかもしれない」

だから、相手が優しくても、
関係が順調に進みそうでも、
無意識のうちに距離を取ってしまうのです。

これは意志の問題ではありません。
あなたの心が、あなたを守ろうとして起こしている自然な反応です。

「過去に言われた言葉」が、今も影響している理由

恋愛トラウマが厄介なのは、
出来事そのものよりも、そのときに向けられた言葉や態度が「真実」のように心に残ってしまうことです。

  • あなたはこういう人だ
  • それは魅力的じゃない
  • それが原因でうまくいかなかった

そんなふうに言われた言葉は、
たとえ一人の相手からのものでも、
時間が経つほど「事実だったのかもしれない」と感じやすくなります。

でも、ここで一つ立ち止まって考えてみてほしいのです。

その言葉は、
本当にあなたの本質を表していたのでしょうか。

それとも、
相手が自分を正当化するために選んだ
「その人なりの見方」だった可能性
はないでしょうか。

人は、自分が悪者になりたくないとき、
無意識に相手に原因を押し付けてしまうことが
あります。

だから、あなたが傷ついた言葉は、
必ずしも「あなたの真実」ではなく、
相手側の事情や弱さが反映されたものだったのかもしれません。

本当に大切なのは、「相手がどう思ったか」より「私が私をどう見ているか」

恋愛トラウマがあると、どうしても意識が
「相手からどう見られたか」
「相手にどう評価されたか」
に向き続けてしまいます。

過去に否定された経験があるほど、
その視点から離れるのは簡単ではありません。

でも、ここで一つだけ、問い直してみてほしいのです。

私は、私のことをどう思っているだろう?

・私は、本当に価値のない人間だだろうか?
・誰かに一部を否定されたら、すべてが崩れる存在だろうか?
・それとも、傷つきながらも精一杯やってきた人だろうか?

相手の言葉がどれだけ強く心に残っていても、
それがイコールあなたそのものだということではありません。

恋愛トラウマから少しずつ回復していく過程では、
「相手の評価を塗り替える」よりも先に、
自分が自分に向けているまなざしに気づくことがとても大切になります。

自分を雑に扱う言葉を、
これ以上、心の中で繰り返さなくていい。

あなたはもう、
誰かの一方的な見方だけで決められる存在ではありません。

「幸せになっていい」と思えない理由

「幸せになっていい」と思えない理由

関係を進められない人の多くが、
実は心のどこかで、こんな感覚を抱えています。

「私が幸せになってしまったら、
 あの出来事は何だったんだろう」

「また裏切られたら、立ち直れないかもしれない」

だから無意識に、
幸せが近づくほど、一歩引いてしまう。

でもそれは、
幸せを拒否しているのではなく、
自分を守るために慎重になっているだけです。

ここで無理に前向きになる必要はありません。

ただ、こんなふうに考えてみてください。

私はもう十分、傷ついた。
それでも生きてきた。
だから、幸せになっていい。

これは自信ではなく、許可です。

それでも、過去が消えないときは

過去の恋愛トラウマは、
消そうとすればするほど、強く意識されてしまいます。

忘れなくていい。
平気にならなくていい。

怖さを抱えたままでも、
ゆっくり進んでいい。

大切なのは、
「怖いからやめる」ではなく、
「怖い自分を置き去りにしない」こと。

関係を進められない自分を責めるより、
なぜ怖くなっているのかを、
少しだけ理解してあげてください。

おわりに

誰かに向けられた言葉が、
あなたの人生を決める真実になる必要はありません。

それは、
その人の見方の一つだったかもしれない。

でも、
あなたがあなたをどう思うかは、
これから先、何度でも選び直せます。

幸せになっていいかどうかを決めるのは、
過去の恋人でも、検索結果でもなく、
今のあなたです。

今日すぐに前へ進めなくても大丈夫。
立ち止まりながらでも、
あなたのペースでいい。

PS

自分を守るために、
誰かを傷つける選択をした人が、
その後も安心して生きられているかどうかは、
私たちにはわかりません。

でも、
あなたがこれ以上、
その人の言葉を背負い続ける必要はありません。

この記事を書いた人

編集部ライター マホサムネイル

編集部ライター マホ

WEBライター。“自分らしく生きる”をテーマに、性・恋愛・メンタルヘルスを中心に記事を執筆。自分の言葉で丁寧に表現することを大切にしています。

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