結婚報告のLINEが増えてきた。
SNSを開けば、ウエディングドレスやベビーの写真が流れてくる。
祝福したい気持ちは本当なのに、
画面を閉じたあと、少しだけ心がざわつく。
彼氏はいない。でも、今が不幸なわけじゃない。
仕事もそれなりに楽しいし、友達との時間も好き。
正直、まだ遊びたい気持ちもある。 それでもふと、
「このままで大丈夫なのかな?」 そんな不安が頭をよぎる夜がある。
焦りきれない自分と、何も決めていない自分——。
27〜29歳。 自由に選べることがまだたくさんある一方で、
この先のことを考えずにはいられなくなる年齢。
この記事では、
そんな踊り場に立つ私たちが、
不安を抱えたままでも前に進むための
考え方とヒントを届けたい。
まだ遊びたいと思う私は、間違ってる?
「まだ遊びたい」
この言葉に、どこか後ろめたさを感じてしまうのはなぜだろう。
結婚や出産の話題が増えるほど、
“遊びたい”という気持ちは、幼さや無責任さのように扱われがちになる。
でも、27〜29歳で「まだ遊びたい」と思うことは、
本当にそんなにおかしなことだろうか。
仕事に少し慣れてきて、
自分のお金と時間を自分で使えるようになって、
人間関係も、自分なりに選べるようになってきた今。
このタイミングで
「もっと世界を見たい」
「もっといろんな経験をしてみたい」
そう思うのは、ごく自然な感覚だ。
それは決して、
将来を何も考えていないという意味でも、
結婚やパートナーシップを否定しているという意味でもない。
ただ、今の自分の人生をちゃんと生きたいというだけ。
むしろ、
「周りがそうだから」
「年齢的にそろそろだから」
そんな理由だけで次のステップを選んでしまうほうが、
後から自分を苦しめることもある。
この記事を書いている私自身は、
“遊ぶか/結婚するか”
そんな二択で人生を考える必要はないと思っている。
遊びたい気持ちがあるなら、それも大切な本音。
同時に、将来が少し不安になるなら、その感覚も無視しなくていい。
この不安の正体は、「結婚」でも「彼氏」でもなかった
「このままで大丈夫なのかな?」
そう感じるとき、
私たちはつい
「彼氏がいないから」
「結婚していないから」
と理由を探してしまう。
でも、少し立ち止まって考えてみると、
不安の正体はそれだけじゃないことが多い。
たとえば、
今の生活にそこまで不満はない。
仕事も、友達も、ひとりの時間も、それなりに楽しい。
それなのに不安になるのは、
“選んでいない状態が続いていること”が、
だんだん心細くなってくるからなのかもしれない。
27〜29歳は、
まだ選択肢がたくさんある一方で、
「ずっとこのままではいられない」という現実も、
うっすら見え始める時期。
だからこそ、
何かを決めていない自分が、
どこにも進んでいないように感じてしまう。
でも実は、
不安の原因は「決断していないこと」ではなく、
“知らないまま時間が過ぎていく気がすること”
だったりする。
将来どうなるか分からない。
選択肢がいつまで残っているのかも分からない。
その状態で
「まだ遊びたい自分」と
「このままでいいのか分からない自分」が
同時に存在していると、
心が揺れるのは自然なことだと思う。
考えるのが怖いのは、知らないからかもしれない
将来の話になると、
どうしても極端な情報が目につきやすい。
「〇歳を過ぎたらもう遅い」
「今決めないと後悔する」
そんな言葉に触れるたびに、
考えること自体が怖くなってしまう人もいるかもしれない。
でも、
知らないままでいることが、
必ずしも自由につながるわけじゃない。
恋愛や結婚のタイミングと、
妊娠・出産のタイミングは、必ずしも同じではない。
女性の身体には変化があるのも事実だけれど、
それは「今すぐ決めなければいけない」という話とは別のもの。
正しい知識を知ることは、
選択肢を狭めるためじゃなく、
自分で選べる範囲を知るためだと思っている。
ODORIBAには、
妊娠や妊活のタイミングについて、
医師監修で丁寧に解説している記事もある。
不安を煽るためではなく、
「判断材料として知っておく」ために、
こうした情報に触れてみるのもひとつの選択だ。
知ることで、
「まだ決めなくていい理由」も
「そろそろ考えてみたい理由」も、
どちらも見えてくる。
それは決して、
今の自由を手放すことではない。
むしろ、
なんとなく先送りするよりも、
ずっと自分に優しい選択だと思う。
踊り場にいる今、できること
「まだ遊びたい」
「でも、このままでいいのか分からない」
このふたつの気持ちが同時にあるとき、
つい「どちらかを選ばなきゃいけない」と思ってしまいがちだ。
でも、踊り場にいる今は、
無理に次の階へ進む必要はない。
かといって、何もせずに立ち尽くす場所でもない。
今できるのは、
決断ではなく、準備。
たとえば、
将来の理想をはっきり描けなくてもいいから、
「こうなっていたら後悔しそう」という未来を
一度、言葉にしてみる。
・誰とも深く関わらないまま時間が過ぎていくこと
・自分の身体のことを何も知らないまま選択を迫られること
・本当は望んでいた選択肢を、最初から諦めてしまうこと
避けたい未来が見えてくると、
今やるべきことも、少しだけ輪郭がはっきりする。
恋愛についても同じだ。
「結婚前提じゃないと意味がない」
「今さら恋愛しても…」
そんなふうに、自分で可能性を狭めなくていい。
今の自分がどんな関係性を心地いいと感じるのか、
どんな距離感なら無理せず続けられるのか。
それを知ることも、立派な準備のひとつだと思う。
身体のことも、
何か起きてから向き合うものではなく、
「知るため」に向き合っていい。
婦人科に行くことも、
妊娠や出産について情報を集めることも、
すぐに何かを決めるためじゃなくていい。
ただ、
選択肢を“自分の手の中に置いておく”ために。
踊り場にいる時間は、止まっている時間じゃない
周りがどんどん先に進んでいるように見えると、
自分だけが立ち止まっている気がしてしまう。
でも、踊り場にいる時間は、
決して無駄な時間じゃない。
自由に過ごしてきた時間も、
悩んで立ち止まった時間も、
すべてこれからの選択につながっていく。
まだ遊びたいと思う気持ちも、
将来が少し不安になる気持ちも、
どちらかを切り捨てる必要はない。
その両方を抱えたまま、
「知る」「考える」「準備する」ことができるのが、
27〜29歳の“今”だと思う。
踊り場は、
次に進むための場所。
どの階へ向かうか、
どんなステップで進むかは、
まだ決めなくていい。
ただ、
自分の人生について考えることを、
怖がらなくていい。
この記事が、
そのための小さなヒントになれば嬉しいです。

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