「また我慢してしちゃった…」「本当はイヤだったのに言えなかった…」
そんな自分に嫌気がさしていませんか?
「自分が我慢すればいい」と思って、つい本音を飲み込んでしまう女性は少なくありません。
でも実は、彼氏の方も「なんでイライラしているのか教えてほしい」「我慢されて爆発されるより、最初から言ってもらった方がいい」と思っているんです。
この記事では、関係を壊すことなく、あなたらしい本音を伝える方法をお伝えします。
なぜ我慢してしまうのか?3つの「怖れ」を知ろう
本音を言えずに我慢してしまう背景には、実は共通した「怖れ」があります。まずは、その正体を明確にすることから始めましょう。
自分の心の中にある怖れを理解することで、それを乗り越える第一歩が踏み出せるのです。
1. 「嫌われるかもしれない」という怖れ
本音を言ったら相手に嫌われてしまうのではないか、という不安が先に立ってしまいます。
2. 「関係が壊れるかもしれない」という怖れ
せっかく築いてきた関係が、一言で崩れてしまうのではないかと過剰な心配をしてしまうことがあります。
3. 「わがままな人だと思われるかもしれない」という怖れ
自分の気持ちを伝えることが、相手にとって負担になるのではないかと考えてしまいます。
実は逆効果!我慢が関係に与える悪影響
「関係を守るため」と思って続けている我慢が、実は関係を悪化させているとしたら、どう感じますか?
多くの女性が「相手のために我慢している」と思い込んでいますが、実際には我慢することで双方にとって大きなデメリットが生まれています。
一時的には平穏を保てるように見えても、長期的にはお互いが不幸になる悪循環に陥ってしまうのです。
【彼氏側の混乱】
関係が深まる!本音の伝え方5ステップ
ここからは、具体的にどうやって本音を伝えればいいのかをお話しします。
「何から始めればいいか分からない…」「でも、実際にどう切り出せばいいの?」そんな不安を抱えている方も多いでしょう。
安心してください。本音を伝えることは、決して難しいことではありません。
大切なのは、相手を攻撃するのではなく、あなたの気持ちを素直に伝えることです。
以下の5つのステップを順番に実践していけば、きっと関係がより良い方向に向かうはずです。
ステップ1:タイミングを選ぶ
ステップ2:「私」を主語にして話す
❌ 「あなたはいつも〜する」
⭕ 「私は〜と感じている」
相手を責めるのではなく、自分の気持ちを伝えることがポイントです。
ステップ3:具体的な状況を伝える
抽象的ではなく、具体的なエピソードを交えて話すと相手も理解しやすくなります。
例:
「昨日、私が体調悪いって言ったのに、ゲームを続けてて心配してもらえなくて悲しかった」
ステップ4:感謝も一緒に伝える
本音を伝える前後で、相手への感謝の気持ちも表現しましょう。
例:
「普段はいつも気遣ってくれてありがとうね。でも昨日は…」
ステップ5:一緒に解決策を考える
問題を指摘するだけでなく、まずは自分なりに「どうしたらお互い気持ちよく過ごせるか」をある程度考えてから話し合いに臨みましょう。
相手に丸投げするのではなく、あなたも一緒に関係をより良くしていきたいという姿勢を見せることが大切です。そうすることで、建設的な話し合いができ、お互いが納得できる解決策が見つかりやすくなります。
シーン別!実践的な伝え方例文集
5つのステップを踏まえて、実際によくある場面での伝え方を見てみましょう。
「理論は分かったけど、実際の場面でどう言えばいいの?」という疑問にお答えするために、日常でよく起こりがちなシチュエーション別に具体例をご紹介します。
これらの例文を参考に、あなたの状況に合わせてアレンジしてみてくださいね。
約束を軽く扱われた時
❌ 「いつも約束を破るよね」
⭕ 「一緒に映画みれるの楽しみにしてたから、ドタキャンはすごくショックだった。もし無理そうな時は早めに教えてくれる?」
スマホばかり見ている時
❌ 「私よりスマホが大事なの?」
⭕ 「一緒にいる時間を大切にしたいから、お互いスマホを置いて話す時間を作らない?」
話を聞いてもらえない時
❌ 「全然話を聞いてくれない」
⭕ 「仕事の愚痴を聞いてもらいたいの。解決策じゃなくて、ただ聞いてもらえるだけで嬉しいんだ」
「怖れ」を乗り越える3つのマインドセット
「やり方は分かったけど、やっぱり怖い…」そんな気持ち、よく分かります。
長い間我慢してきた人にとって、本音を伝えることは大きな挑戦です。
でも、考え方を少し変えるだけで、その怖れはずっと小さくなります。
以下の3つのマインドセットを心に留めておくことで、きっと勇気が湧いてくるはずです。
1. 本音を言うことは愛情表現
あなたが本音を伝えるということは、「この関係を大切にしたい」という証拠です。本当にどうでもいい関係なら、本音なんて言わないはずです。
2. 相手も「分からない」で困っている
男性の多くは察することが苦手です。あなたが我慢している内容に気づかず、「なぜ不機嫌なのか分からない」と困惑している可能性が高いのです。
3. 健全な関係は「違い」を受け入れ合うもの
意見の違いがあるのは当然のこと。大切なのは、その違いをどう話し合って解決していくかです。
彼からの反応が心配な時の心構え
「もし彼が怒ったらどうしよう…」「理解してもらえなかったらどうしよう…」
本音を伝えることを決意しても、相手の反応が気になって不安になりますよね。
そんな時のために、心の準備をしておきましょう。
どんな反応があっても冷静に対処できるよう、事前に心構えを整えておくことで、きっと自信を持って伝えることができるはずです。
もし彼が不機嫌になったら
男性は突然の話に戸惑って、最初は防御的な反応を見せることがあります。でも、これは「あなたを大切に思っていない」からではありません。むしろ、予想外の指摘に動揺しているだけの場合がほとんどです。時間が経てば冷静になって、あなたの気持ちを受け止めようとしてくれるはずです。大切なのは、彼の最初の反応で全てを判断しないことです。
もし理解してもらえなかったら
理解してもらえないからといって、「やっぱり我慢するしかない」と諦める必要はありません。人それぞれ物事の受け取り方や理解の仕方が違うので、最初の伝え方では響かなくても、角度を変えて伝えれば分かってもらえることも多いのです。
例えば、具体例を変えてみる、タイミングを変える、または「私にとってこれがどれだけ大切か」という気持ちの部分をより詳しく話すなど、様々なアプローチがあります。それでも難しい場合は、共通の友人や信頼できる人に相談して、客観的なアドバイスをもらうのも一つの方法です。
自分らしさを大切にするために、「伝える勇気」を持とう
本音を伝えることは、自分らしく生きるためのとても大切なスキルです。
我慢ばかりしていると、本来のあなたらしさが失われてしまいます。パートナーシップとは、お互いが自分らしくいられる関係が理想ではないでしょうか。
「関係が壊れるかもしれない」という怖れは、実は取り越し苦労であることが多いものです。
多くの場合、本音で話し合うことで関係はより強固になります。そして何より、あなた自身が楽になり、本来の魅力を発揮できるようになるのです。
今日から少しずつ、小さなことから本音を伝える練習を始めてみませんか?
あなたらしい素敵な関係を築いていけることを願っています。