「優しくしてくれるし、大切にされているのもわかっている。でも、なぜか不安になる」
「返信が少し遅いだけで、“嫌われたかも”と考えてしまう」
相手から愛されているはずなのに、安心できない恋愛は苦しいものです。
でも、不安になるからといって、愛情を信じる力が足りないわけではありません。
今回は、恋愛で安心できない心理をひもときながら、不安に振り回されすぎず、自分の心にも安心をつくる方法を考えてみましょう。
愛されているのに安心できないのはなぜ?
恋愛の安心感は、相手が「好き」と言ってくれるだけで決まるものではありません。
相手の愛情と、自分がそれを安心して受け取れるかどうかは、別の問題だからです。
「失うかもしれない」が先に浮かんでしまう
好きな人との関係が大切であるほど、
「いつか気持ちが変わるかもしれない」
「もっと魅力的な人が現れたら?」
と、失う可能性まで考えてしまうことがあります。
すると、今は何も問題が起きていなくても、未来の不安を先取りして苦しくなってしまいます。
相手の愛情を見るより、「愛されなくなる証拠」を探すようになってしまうのです。
過去の経験が今の恋愛に影響することもある
以前の恋愛で突然別れを告げられた。
信じていた人に裏切られた。
大切な人から十分に愛されていないと感じた経験がある。
そんな過去があると、
「また同じことが起こるかもしれない」
と身構えてしまうことがあります。
今の相手と過去の相手は別人です。
それでも、心は一度覚えた痛みを繰り返さないように、警戒してしまうことがあるのです。
不安になる自分を責めなくていい
「こんなに愛してくれているのに疑うなんて、相手に失礼」
「もっと自信を持たなきゃ」
などと、不安になる自分を責める必要はありません。
不安は、あなたを困らせるために生まれているわけではないからです。
不安の奥には「大切にしたい」がある
どうでもいい相手なら、失うことをそれほど怖がらないでしょう。
不安の奥には、
「この人を失いたくない」
「この関係を大切にしたい」
「安心して愛したい」
という願いが隠れていることがあります。
だから、「不安になっちゃダメ」と追い払うより、
「私はそれくらい、この関係を大切に思っているんだな」
と受け止めてみてもいいのです。
ただし、不安と事実は分けて考える
気持ちは否定しなくていい。
でも、不安になったときに浮かんだ考えが、すべて事実とは限りません。
たとえば、
「返信が遅い」
という事実から、
「冷めたんだ」
「ほかに好きな人がいるんだ」
と考えているなら、その間には自分の解釈があります。
そんなときは、
「今わかっている事実は何?」
と、一度整理してみるだけでも、不安から少し距離を取ることができます。
恋愛で安心感を育てるためにできること
安心できる恋愛は、相手だけにつくってもらうものではありません。
二人の関係の中で育てる安心と、自分自身の中につくる安心の両方があります。
欲しい安心を言葉にしてみる
「安心させてほしい」と思っていても、相手には具体的に何をすればいいのかわからないことがあります。
たとえば、
「忙しい日は、一言だけでも連絡があるとうれしい」
「予定が変わったら教えてくれると安心する」
と伝えれば、相手も理解しやすくなります。
自分が欲しい安心を知ることは、わがままではありません。
大切なのは、それを一方的な要求ではなく、二人で心地よい関係をつくるための情報として伝えることです。
相手以外にも安心できる場所を持つ
恋愛だけが心の支えになると、相手との関係が少し揺れただけでも、世界全体が不安定になったように感じてしまいます。
仕事。
友人。
趣味。
ひとりで落ち着ける時間。
自分の人生にいくつもの安心できる場所があれば、恋愛にも少し余白が生まれます。
相手を大切にすることと、自分の世界を持つことは両立できます。
「安心できる恋愛」を二人で育てていこう
恋愛で安心できないとき、
「もっと愛してもらえれば安心できるはず」
と思うことがあります。
でも、相手からどれだけ愛情を注いでもらっても、自分の中にある不安がすべて消えるとは限りません。
だからこそ、
「私は何を怖がっている?」
「どんなときに安心できる?」
と、自分の心を知ることも大切です。
そして同じように、
「私はこう感じるけれど、あなたはどう?」
と相手にも聞いてみる。
安心とは、何も起こらないことではありません。
不安になったときに話せる。
すれ違っても向き合える。
「きっと大丈夫」と思える経験を、二人で少しずつ重ねていくことです。
愛されているのに不安になる自分を、責めなくていい。
「不安にならない私」になることより、「不安になっても自分に戻れる私」でいること。
そして、必要なときには相手と話しながら、安心できる関係を一緒に育てていきましょう。
